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【書評】千利休のアタマがわかる小説 〜『接客は利休に学べ』〜

こんにちは!

 

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子です。

  

 

きものを通じて
「和」の知恵や感性を受け継ぎ、現代に生かす

これが私のミッションの一つなのですが

 

きものだけでなく
華道や坐禅、日々の食など
様々な切り口から
「和」の知恵や感性を学んでいます。

 

2018年に私が出会った本にも
まさに、「和」の知恵や感性を
現代に生かすにぴったりの一冊がありました。

 

それがこちら!!

 


『接客は利休に学べ』
小早川護著
WAVE出版 2013年出版

 

 

千利休といえば、
戦国時代に茶の湯を確立した人ですね。

 

現在の茶道の流派
表千家、裏千家、武者小路千家など
全て千利休が元。

 

千利休は茶道のように
芸術を追求した人でしたが
同時に、商才と政治力もあり
トップの豪商で 経営者でもあったそうです。

 

 

この本はもし千利休が
現代のイタリアンレストランの

チェーン店にコンサルに入ったら
という小説仕立てで、

 

利休の<おもてなし>の哲学、
利休が学んだであろう論語等の言葉を
たくさん紹介して
わかりやすく伝えてくれます。

 

 

例えば、茶道から生まれた
「利休七則」

 

一、 茶は服の良きように点て

二、 炭は湯の沸くように置き

三、 花は野にあるように

四、 夏は涼しく冬暖かに

五、 刻限は早めに

六、 降らずとも雨の用意

七、 相客に心せよ

 

 

これをレストランでの
接客に当てはめるなら

 

一、
茶は服のように点て

は、お子さま連れの方には
おしぼりとお水を持っていく前に

「お子さんのお水には
 氷抜きにいたしますか?」

「ミルクを作るための
 ぬるま湯をご用意しますか?」

と声をかけてみるとか。

 

二、
炭は湯の沸くように置き

は、お客さまを席に案内するとき
カップルはできるだけ
静かな席に案内して
ゆっくり話ができるように
してあげるとか。

 

 

言葉で知っていた利休の言葉を
現代に生かすなら
こういうことね〜〜
という例がいっぱい出てきます。

 

 

 

私がこの本を読んだのは
今年7月にニュージーランドに
行ったときの飛行機の中でした。

 

最初に読んだときは
「なるほどねえ〜」
「おもしろいな〜」
…くらいだったのですが

 

その後、しばらくして
私自身がお詫び文を書く事態があって
そのときにこの本に助けられました。

 

 

この本の冒頭のエピソードは
マニュアル通りの接客で
お客さんの服を汚したのに
誠意を持って店員さんが謝れず
さらにその態度に激怒…という
「怒り」と「お詫び」のお話から始まります。

 

怒りとは何か

人は何に怒るのか

怒りにどう向き合えば良いのか

 

見事に描いてくれていて
私はこの本から
ものすごいヒントをもらいました。

 

もてなしの極意は
自由と個性なり

 

と本の帯にもあり、
きものの着こなしと
通じる考え方だなと感じています。

 

 

2018年に出会い
これからも学び続ける一冊になりそうです^^

 

 

飲食業を始め
接客のお仕事をしている方に

 

そして
茶道を学ばれていたり
茶道に興味があったり
さらに茶道の根本にある考え方を
知ってみたい方に

 

接客にかかわらず
人間関係をもっとよくしたい方に

 

ぜひおすすめしたい一冊です。

 

 

 

気になった方は
ぜひ読んでみてくださいね!

 

 

『接客は利休に学べ』
小早川護著
WAVE出版 2013年出版
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872906639/

 

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子

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