まずはコレだけ!きものの基本

5月に着るのは袷?単? 〜きものの季節のまとめ〜

 

おはようございます。
上杉 惠理子です。

 

昨日はメルマガ読者さんからの
ご質問をご紹介しました。

5月30日に京都で
お友達ときものデートをするのだけど
この時期に着ていいきもの
着ちゃいけないきもの
はありますか??

というご質問でした。 

今日はこのご質問に答えて
きものの季節
のお話をお届けします。

きものには
裏地がある袷(あわせ)と
裏地がない単(ひとえ)
があります。

10月から5月まで
秋→冬→春は
裏地のある袷(あわせ)

6月と9月は
透けないけれど
裏地のない単(ひとえ)
のきものを着ます。


この裏地を外したり付ける作業は
昔は女性の家事の一つで
自宅でお直しをして
一枚のきものを
年中着ていたそうです。


裏地が1枚
付いているかどうかの違いですが
やはりぐっと涼しく、
軽くなりますね。

浴衣や綿と麻の混紡の綿麻は
6〜9月を通して着られます。

そして、7〜8月に着たいのが
透ける素材の絽や紗などの
薄物(うすもの)
または、麻100%の本麻。

 

薄物や本麻は
着ている本人も涼しいのですが
何よりも見て涼しい素材。

7〜8月の盛夏は
自分自身の涼しさよりも
周りの見る人が涼しく感じることを
最優先する美意識があるのです。


↑図にするとこうなります^^ 

 

ということで…

ご質問の5月30日は
3シーズンの袷のきもの
季節ということになります。 

 

ですが、
最近は5月と10月も

暑い日が多く、


しかも、暑さで有名な京都を

昼間に歩くということなので

裏地のない単(ひとえ)
でもOKです。

 

私も5月から
単を着ていますし

5月に袷を着る時は
長襦袢を麻ものにして
中を涼しく変えます。

だって暑いんだもの!笑

あとは帯も裏地のない
軽めのものにします。

帯も薄物があり
それは盛夏のものなので
この時期はまだおやすみですね。

衣更(ころもがえ)の
習慣がしっかり残っているのが
きものの世界。  

 

きものは大変だな
と思われるかもしれません。

一方で、

 

季節の移り変わりを楽しみに
きものを準備するひとときは

四季のある日本だからできる
とても贅沢なこと。

 

季節の変化を感じながら
自然のリズムに合せながら

きものを着こなす幸せを
ぜひ感じていただきたいと思います^^

今日もお読みいただき
ありがとうございました!

 

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子

 


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