きもののお悩み

きものは暑い!?真夏の きものや浴衣が意外と涼しいその理由。

 

 

こんにちは!
上杉 惠理子です。

 

 

この記事を書いているのは2017年7月。

 

昨日の東京も暑かった!!
今日も暑そうです…!

今年の夏はいつ梅雨が来たのか…
と思うほど、夏日が続いています。。

 

年間300日、週5〜6日
きものや浴衣で過ごす生活をしているので

 

「暑くないんですか?
大丈夫ですか?」

…と心配されたり笑

 

「こんなに暑いのに
きものなんて…えらいですね」

…と褒められたり笑

 

 

真夏でも和装を着るようになって思うことは

Tシャツ・短パンよりは暑いけれど

スーツにパンスト&ヒール靴よりは
バツグンに涼しい!!^^

 

 

この記事では
きものは実は、意外と涼しい
というお話をお届けしたいと思います^^ 

 

 

きものは通気性バツグンの優れもの

 

きものもそうですが
特に東南アジアの民族衣装は
寒さよりも、
その土地の暑さに耐えられるよう
作られているそうです。

 

 

きものは特に
高温多湿の日本の風土に合うよう

バツグンの通気性があります。

 

 

だから、
きものがもともと持っている
通気性を生かすこと
きものの暑さ対策の一番のポイントになります。

 

 

きものは
袖口が空いていて、
袖が長いですよね。
腕にはほとんど
布が当たっていません。

 

足回りだって、
ロングの巻きスカート状態です。

 

そして、きものが涼しく感じる
一番のポイントは
が開いていること。

 

 

身八つ口(みやつくち)
と言います。

 

 

この身八つ口

男性のきものにはなく、
女性のきものだけあります。

 

 

なぜだと思います?

 

 

男性がしなくて
女性がすることとは??

 

 

そう、子育て。

 

 

身八つ口は
授乳口なのです。

 

身八つ口の場所と、
身八つ口からの授乳方法を
とてもわかりやすく

漫画にしてくださっている
ブログを見つけました!

http://puninpu.com/archives/36516187.html
(ぷにんぷ妊婦 前川さなえさんブログ)

 

 

きものが普段着だった時代
きものを脱がなくても
おっぱいをあげていたんですね。

 

 

別の言い方をすると…

 

身八つ口を知っていれば
わざわざ脱がせなくても
男の人は胸に触れちゃうんです♡
(うふ♪)

 

 

女性のきものは
身八つ口が開いているおかげで、
外を歩いていると
脇から首筋へ風が抜けます。

 

 

気持ちいいなぁ〜
と思います。

 

 

 

ということは
和装の暑さ対策のポイントは

ちゃんと脇が開いている
インナーを選ぶこと!

 

 

Tシャツタイプの
インナーは問題外。

和装用インナーと言っても
安いものだと
身八つ口が開いていないことが
あるので要注意です。

 

グラマラスで和装ブラを使う方
短い袖もあって、
脇が閉じてしまうタイプは

通気性の理由からオススメしません。

 

夏の羽織を選ぶときも
安い羽織は身八つ口を閉じて
縫っていることがあります。

これも意味がない。
(身八つ口をつくるのは
 一手間縫う場所が増えますから)

 

脇は、汗が出やすい場所の一つなので
ここに布がないきものは
むちゃくちゃ快適です。

 

夏は汗ジミパットが手放せない
という方は、
きものがオススメですよ^^

 

 

身八つ口から
風が通る着方をする。

これが夏のきものの
一番のポイントです。

 

夏きものは素材にこだわる!

夏のきものを涼やかに着こなす
もう一つのコツは…

素材選びです。

 

 

夏のきものや浴衣の素材で
特に涼しいものといえば

凹凸がある織り方をしている木綿のしじら織、綿紅梅、
そして
綿麻や、本麻という
麻が入っているもの。

 

 

これらの共通点は軽くて、
肌にペタッとくっつかない
そんな感覚があること。

 

布と肌の間に
薄い空気の層がある感覚です。

 

 

着るというよりも
纏う(まとう)
という表現が合います。

 

特に麻は
本当に軽くて軽くて…最高です^ ^

 

私が大好きなのは
新潟の小千谷縮
滋賀の近江縮

どちらも麻100%の本麻のきもの。

 

もう夏は麻しか着たくない!!
と正直思っています^^ 笑

 

 

ポリエステルや絹の
夏のきものを着るときにも
中に着る長襦袢は麻にします。
それだけでもぐっと涼しくなります♪

 

 

 

 

素材を選べば
意外と涼しいきもの、です^^

 

 

 

 

涼やかに見えるのは、暑いと言わないから

暑い、暑いという日でも
さらりと涼しそうに
笑顔も爽やかに
和装で歩けたら素敵ですよね^^

 

夏きもので涼やかに歩く和装美人には

マインドも大事だなと思っています。

 

 

夏のきものはもともと
着る人が涼しいかよりも
見る人が涼しいか
大事にしているところがあります。

 

 

布の透け感

 

ふわりと揺れる袖

 

涼しさを連想する柄

 

 

和装の私を見て
涼しさを感じてもらいたいな
と思って着ています。

 

 

きものを着るのは
自分のことよりも
お会いする方に
涼をお届けするため
と思っているくらい。

 

 

そう思っていたら
「暑い〜」「何、この暑さー」
とか、言わなくなります。
(たまに言いますけど笑)

 

 

暑い、暑いと
言っているから暑い

という面って
あるんだと思います。

 

 

涼をお届けするんだ
と思っていると
そういう自分になれる。

 

 

ただし
熱中症になったら大変なので
無理は絶対にしないように!
(私も気をつけます^^)

 

この夏だからこそ
涼やかなきもの美人になって

周りの人の視線を
集めちゃってください^_-☆

 

 

 

本当に日本の夏は暑い??きものは冷房から守ってくれる

 

暑い暑いと言いますが

 

 

…ん?
ちょっと待ってください。

 

 

 

日本の夏、
本当に暑いですか??

 

 

屋内の冷房
寒くないですか??

 

 

夏でも、きものが着れる
夏こそ、きものがいい
という理由の一つは

 

冷房の寒さ対策

 

になるからです。

 

 

 

女性は男性よりも
筋肉量が少ないので
もともと冷えやすい身体です。

 

 

冷房や、
冷たい食べ物や飲み物で
気づかないうちに
身体は冷えている
ことがよくあります。

 

自分で「寒い」とは
感じていなくても

 

・指先が冷たい
・むくみがある
・生理不順が悩み

 

…といった症状があれば
身体は冷えている可能性があります。

 

 

私はもともと
冷房が大の苦手。

洋服で電車に30分以上乗るときは
乗る前にレッグウォーマーを
履いて足首をガードし
大判のショールを肩や首に巻いて
弱冷房車を選び
直接風が当たらない席に座ります。

 

電車の他にも
レストラン、カフェ、
会社の事務所
セミナーに参加した時の会場
デパート、本屋さん

 

どこも冷房で
冷えています…>_<

 

昨日、1週間ぶりに
洋服で一日過ごしたら
鼻風邪をひきそうになりました苦笑

 

 

 

きものを着ると
腕にも足にも
直接冷気が当たらなくなりますし

帯がお腹周りを
しっかりあたためてくれます。

足袋が足先を守ってくれて
足首も冷えません。

 

冷房で寒いと
辛い思いをすることが
ぐっと減りました。

 

そしてちゃんと
冷えが改善しているなと
実感したのが

 

冬に、しもやけが
できなくなったこと。

 

しもやけは
軽い凍傷のようなもので
足先や指にできると痛くて痒くて
とってもツラいんです…!

 

寒い地域の
小さい子どもがなることが多い
しもやけですが
私は大人になっても
いつもできていたんです。

 

 

それが、この2年!
夏もきものを着るようになって
しもやけができなくなった!!!

 

 

夏にきもので
身体をあたためている効果
を実感しています^^ 

 

 

冷房が寒いと思っている方
屋内で過ごすことが多い方

 

女性には多いはずです。

 

健康を取り戻すためにも
夏のきもの、オススメなのです。

 

 

 

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子

 

 


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