こんにちは。上杉惠理子です。
2022年9月最後の3連休が明けた9月26日、ゆっくりお昼まで寝て、のんびり過ごそう…と思っていましたが、3連休に岐阜から東京に来ていた方が、自分も着物を選びたいとのこと。
急遽、お買い物コンサルを設定し、朝から銀座に行ってきました。
こちらのブログでご紹介した著者さんです♪
顧客と同じ言葉を使おう
『オタク婚活はじめます』横井睦智著
https://omoito.com/?p=627
普段からスーツはオーダーしたものを愛用している方。装うものの質やサイズにこだわる方なので、最初からお仕立てコースです^^
「洋服で得意な色とか褒められる色はあります?」とお聞きして、その色に近いものから合わせていきます。さらにイメージを広げて、あれもこれもと合わせていきました。
この方のお着物は最後、羽織の裏地 額裏が決め手になりました。
『教養としての着物』第2章でご紹介しましたが、男性の着物は、表は無地などシンプルなものが多い。
ですが、実は裏地や長襦袢など見えにくいところに、思い切り柄を入れることができます。
これは、江戸時代の奢侈禁止令の名残。
表向きは幕府の命令に沿って贅沢せず質素なものを着るけれど、見えないところで好きなおしゃれを楽しむのが男きものの基本として今も残っています。(最近は男性の柄物もグッと増えてますけどね^^)
これを「裏勝りの美学」とも言います。
特に、ジャケットがわりの羽織の裏地は、額裏(がくうら)といって、大胆な一枚絵の裏地を入れることができます。
▼銀座もとじさんからお借りした額裏のお写真♪
龍や虎など動物柄の額裏は、自分の干支に合わせて選ぶ方が多いそう。
歌舞伎役者さんのデザインもあり、好きな歌舞伎作品によって選ぶことも。
普通に着ていると、周りの人からは見えません笑
お店に入って、羽織を脱いで、預けたりするときに初めて気づかれるのが額裏。
…想像しただけで、きゅんきゅんしますっ!!!
「そういえば、じいちゃんの羽織の裏地も絵が描いてあった」「スーツの裏地選びも好きなんです」という話をしてくださり、それぞれのお店で額裏を見せていただきました。
銀座もとじさんでは、これまでに額裏をオーダーされた方々の図案集も見せてくださいました。
「こんな絵がいい」とオーダーして、東京友禅の生駒輝雄先生が描いてくださったもの。写実的なものから、ポップな漫画のような絵まで、バリエーション広くてびっくり!
これを全て生駒先生が描かれたなんて、先生すごいわ…
そうして何枚も額裏を見てきまして、今までと違う楽しさを感じてきました^^
最後は浮世絵の喜多川歌麿の美人画のような、手紙をしたためる女性の絵に決定!
袖からチラリと見える長襦袢も、赤が入っておしゃれな感じ。
全体としてとってもイイ感じに「エロい」着物コーデになりました笑
11月5日の出版記念の着物パーティに着てきてくれるとのことなので、めちゃくちゃ楽しみです!!
最初は一緒に選んで欲しいという方に、着物選びのお買い物コンサルもお受けしています。
↑女性向けに書いていますが、男性もお受けしています♪(書き直さねば、、笑)
お役に立つ方がいらしたらぜひご利用ください♪
それではまた!
和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子
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