きものを着こなす

日本舞踊の舞台裏へ /第六回 まゆの会にお招きいただきました

こんにちは。上杉惠理子です。

昨日5月11日は私、日本舞踊の会にお招きいただきまして、横浜の関内ホールに行ってきました。

お誘いくださったのはホームページやライティングなどの著書を持つ、芝田弘美さん。

芝田さんの最新の本の感想はこちらの記事をぜひ^^ 

文章苦手、を乗り越えよう
『はじめてのWebライティング大全100』芝田弘美著

https://omoito.com/?p=1003

芝田さんはホームページ制作の会社の経営者さんですが、もうひとつのお顔が日本舞踊の舞踊家さん。

3歳から日本舞踊をなさっていて、師範でいらっしゃるそう!!以前から観に行きたいなぁと思っていたのがやっと叶いました^^ 

しかも芝田さんがご出演される前に、楽屋&舞台裏ツアーをしてくださいました!!!

発表会だから皆さん自分でメイクして着付けするのかなと思っていたら

日本舞踊って、優雅に見えてものすごくハードに動くので、どうして着崩れないんだろう??と思っていたら、針と糸をちゃんと用意されていて、ひとりずつ着せながら縫い留めていくんですよー!

ちゃんと習っている方はともかく、私みたいな部外者が、こんなマジのプロのお仕事を、こんな間近で見られる機会なんてないッス!!!

さらに「舞台袖も行きましょう」とおっしゃってくれて、本番中の舞台袖にも行かせていただきました。

(そういえば、舞台「袖」って言いますよね。舞台用語も着物と通じていておもしろいなぁ〜)

生演奏とは聞いていたのですが、舞台上のお三味線や謡い手の方以外に、袖で笛や太鼓などお囃子の方もいらっしゃるのですね。

その方々もちゃんと黒紋付のお着物で、見えないところまで総合芸術だなぁとしみじみ思いました。

えりこはいろいろ感激で、泣きそうになりましたよ。。。こうした本当の「舞台裏」も、ビジネスの「舞台裏」も好きすぎるのです笑

撮らせていただいた動画を、一本にまとめてインスタにアップしました。

ぜひご覧になってみてください^^

そして、動画には撮らなかったのですが、もうひとつ印象的なシーンがありました。

着付けてもらう出演者さん(生徒さんですね)が、着付けの前にお衣装さんに「よろしくお願い致します」と正座してお辞儀して、ポチ袋をお渡ししていたのです。

おぉおおおお!と思いまして。

芝田さんに伺ったところ、「そうなのそうなの。(ポチ袋の中の)金額はみんな決まっているんですけどね〜」とのこと。

今回の会主催の先生とお教室を通じて、きちんと松竹衣装さんにお支払いがされているでしょうし、ひとりひとりの金額が決まっているなら、全員分集めてお教室からまとめてお支払いしてもいいわけです。

これ、ものすごく大事だなぁと思いました。

自分が舞台に立てるのは、多くの方のお力添えがあってのこと。

頭で思っているだけなのと、「儀式」っぽいかもしれないけれど行動で表現するのと、全然違うだろうなと。

和文化の精神性って、こういうところにも在ると思いました。

舞台袖の見学の後、客席にまいりまして、たっぷり堪能させていただきました^^ 

日本舞踊の中でも、歌舞伎舞踊だそうで、ストーリーがあるものが多く、初心者でも本当に楽しかったです。

演目ごとに大道具も変わるし… 発表会の域を超えていました…(すごすぎる)

こうした本格的な発表会は3年ぶりなのだそうです(そりゃそうよね)。

貴重な機会に感謝でした!^^ 

和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子