着物は1枚で50通り着られる|1:5:10でわかる揃え方と着こなしの考え方
こんにちは!上杉 恵理子です。
「着物は持っているのに、なかなか着れないんです」
そんなご相談をよくいただきます。
着物を着ない理由というと、「着物が足りないから」「着る機会がないから」と思われがちですが、実はそうではないと私は感じています。
この記事では、コーディネートも着る機会も増やす考え方をお伝えします。
着物があっても着ないのは、帯と小物が足りない!!
これはタンス整理のコンサルをさせていただくときに、私がいつも感じていることでもあります。きものはたくさんあるのですが、帯が少ないのです。きもの10枚に対して帯1〜2本。きものはあるのに、帯が少ない。小物たち、特に帯締めと帯揚げも、ほとんどない。
これ、タンスに眠る着物たちに「あるある」パターン!
この圧倒的な数の差が、着物を着なくなる理由の一つではないかと私はニラんでいます。
着物を着ようとすると、着物そのものを集めようとしまいがち。また、お店の人も単価の高い、着物を勧めがち。
ですが、着物があっても結局、帯も帯揚げも帯締めも揃っていないと結局は着れないわけです。
着物は持っているのに着ない理由、それは多くの場合
帯や小物が足りていないからなのです。
着物を揃える考え方は1:5:10
そもそも着物は カタチが同じ。
着物と帯の組み合わせを無限大に作る、着回し力の高さが大きな魅力なのです。しかも、着物ばかり揃えたら…お金もかかる!!!
着物は、1枚で完成する装いではありません。
帯、帯揚げ、帯締め、草履やバッグ。
それらをどう組み合わせるかによって、同じ着物でも印象は大きく変わります。
そこで私がおすすめしているのがこちら。
1:5:10 という考え方です。
これは
・着物:1
・帯:5
・小物(帯締め&帯揚げ):10
というバランスで揃えるというもの。
着物1枚でも、帯が5本あれば5通り。そこに帯揚げや帯締めなどの小物を10セット用意すれば、組み合わせることで、
同じ1枚の着物が、最大50通りの装いに変わります。
やわらかい印象にも、きりっとした印象にも、少し華やかにも、落ち着いた雰囲気にも。1枚の着物で、まったく違う自分を表現できるのです。そして例えば、仕事にも、ランチにも、旅行にも。着る場面が増えることで、着物は日常に変わっていきます。
特に、着物はあるのに着ていない方にとっては、この考え方が大きな転換になるはず♪
50パターン着回すための着物、帯、小物の選び方
1:5:10の法則で着こなすためにそれぞれ、選ぶポイントをお伝えしますね!
1枚で50パターン着まわす <着物>の選び方
まずは1枚目、ベースになる着物の選び方はこちら。
- 自分に似合う色群の中から、比較的明るく、薄い色のもの
- 柄は、無地スペースのあるシンプルなもの
- 普段着からセミフォーマルまでTPOに対応する種類
を選ぶと、どんな帯にも合わせやすく1:5:10がすぐにできます。
別の言い方をすると、
ご自身のパーソナルカラーの色無地
これが私はイチオシですね〜^^
TPOと個性を出す!5本の<帯>の選び方
帯できもの全体のTPOを決め、自分らしさを演出します。
- お祝いシーン用の華やかな袋帯を1本
- 日常着用、お出かけ用、自分の個性を伝える柄のものと、名古屋帯を3本
- 旅行に便利で、締めるのもカンタンな絹または木綿の半幅帯1本
…と合計5本あると一気にお出かけシーンが増えていきます。
帯揚げと帯締めは、絵の具のパレットのように10セット!
そして帯揚げと帯締めで、最後に装い全体のカラーコーディネートやイメージを整えます
全体の装いの中で帯揚げと帯締めが占める分量はほんのわずかですが、この二つを変えるだけで驚くほど雰囲気が変わるのです!!
まずは
ピンクは春
黄緑は新緑
水色は梅雨前
オレンジは秋…
と季節の色を絵の具のパレットのように、揃えるのがオススメです。
さらに自分に似合う色、お祝いシーンのもの、好きな柄のもの、帯留も1〜2個と増やしていくとあっという間に10セット
大切なのは”数”よりも組み合わせられるかどうか
着物は「単体」で考えるものではなく、「装い全体」として設計するものです。
着物は、「持っている枚数」ではなく、
“組み合わせの幅”
を広げることで、着られるかが決まるのです。
もし今、
「着物はあるけれど、着ていない」
「コーディネートに迷ってしまう」
そんな状態であれば、一度、手持ちのバランスを見直してみてください。
帯を1本増やすだけで、着られる機会が増えることもあります。
小物を整えるだけで、「なんとなくしっくりこない」が解消されることもあります。
1:5:10という視点を持つことで、今ある着物を、もっと自由に楽しめるようになりますよ♪
最後にこの記事の内容をまとめてみました♪
🌸まとめ🌸
・着物は“1枚で完成”ではなく、“組み合わせで完成”する
・着物があっても着ないのは、帯と小物が足りていないから
・目指すのは、着物1、帯5本、帯揚げ帯締め10セットの1:5:10
・着物1枚で、50通りにも着回すことができます♪
・まずは帯揚げ帯締めを買い足してみてください^^
あなたのクローゼットにある一枚が、もっと活きるきっかけになりますように。
和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
和装イメージコンサルタント
上杉 恵理子