きものが「タンスの肥やし」になっている

きものは着る人に集まる

 

おはようございます。

和装イメージコンサルタント
上杉惠理子です。

 

 

先日のことなのですが
数年来の友人から
きものをもらって欲しいと
連絡をいただき
ご自宅に伺ってきました。

 

急なお引越しで、
お母様のきものを
整理したいのだけど…
とのこと。

 

きもの以外の
すべての荷物の整理もあるので
きものだけに
時間をかけることもできず

かなり困った様子で
ご連絡をいただきました。

 

そのお母様は
ご実家が呉服屋さんで、
小さい頃から日本舞踊を習われ、
一時は芸妓さんとして
要人をおもてなしされた方。

 

日常で きものを
よくお召しになっていたそうで
素敵なきものや帯を
たくさん作ったそうです。

 

 

踊りをされていたので
裄(袖の長さ)は
長めに作っていたそうで、
身長も私よりも高く
サイズが合う方も
たくさんいそうな感じ。

 

ですが
きものって買うときは
むちゃくちゃ高いですが
売ろうとすると
本当に価値がないんですね…

 

 

私に相談する前に
きもの買取の業者さんにも
来てもらったそうですが
ほとんどが値もつかず
引き取っても
もらえなかったとのこと…!

 

 

産地や作家さんがわかるもの
5〜6点は
値がついたとのことですが

全部で5000円ほど…!!

 

 

せっかくのきものを
資源ごみに出すのも
つらいからと
私にも連絡をくださった次第。

 

とても綺麗なユニークな
付け下げとか
江戸小紋とか小紋とか
絽の色無地とか
羽織とセットの紬とか
お譲りいただきました。

 

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私自身はもう
母と自分のきものだけで
もうタンスもいっぱいなので笑

いろいろな方法で
活かしていきたいなと
思っています^^

 

 

この方のように
日本中のお家のタンスに
きものがたくさん眠っています。

 

その数、ある試算では
きものと帯合わせて8億点
購入時金額で40兆円相当とのこと。

 

50代以上の女性の9%が
20着以上の 
きものを持っている
という調査結果もあるのです。

(これ、すごいことですよね!)

 

 

着てほしいと
待っているきものが
日本には山のように
あるんですよね。

 

 

しかもひと昔前の方が
クオリティもよくて
デザインも個性的。

 

 

なのに
きものを売ろうとしても
本当に二束三文にしかならない…。

 

 

前にもこのメルマガでご紹介した
KIMONO Sharingの
仕組みも始まっています。
>>https://kimono-strategy.com/?p=2845

 

ですがやはり
きものは受け継いで
自分で着ることが一番の価値。

 

 

 

そして、今きものを
持っていない方も
安心してください♪

 

着始めたら、
きものの方から「着て〜」と
集まってきますから^^

 

 

タンスに眠るきものが
その天寿を全うできるよう

私ももっともっと
ご相談に乗っていきたいな
と思います^^

 

 

きものは日本女性の最強の勝負服!
和装イメージコンサルタント
上杉 惠理子