ダイアローグ・イン・ザ・ダーク
ご存知でしょうか?
「暗闇のエキスパート」である
視覚障害の方に案内いただきながら
手元も見えない
真っ暗闇を体験する
ソーシャル・エンターテイメント。
ダイアローグ・イン・ザ・ダークは
ドイツで始まり
日本では東京と大阪で
実施されていました。
ずーっと、いつか行きたい
と思っていたところ
東京会場が
今年8月でクローズが決まり、
それは行かなければ!と
起業家仲間の皆さんと
ご一緒してきました!!
とても気づきの多い
素晴らしい体験だったので
今朝はその感想を
シェアさせていただきますね!
始まる前に荷物を預け
時計やスマホ、アクセサリーなど
光るものは全てお預け。
さすがに下駄は危険なので
ショートブーツに
履き替えて参加しました。
着物で来た人は以前にも
いらしたそうですよ^ ^
中に入ると…
本当に手元も見えない
真っ暗闇
どんなに時間が経っても
目が慣れることはない
暗闇でした。
そんな状態で
みんなで声をかけ
白杖という杖を頼りに
庭園エリアを散策し
公園エリアで
サッカーにチャレンジし
芝生エリアで
のんびり過ごし
カフェエリアで
ドリンクをオーダーして
お味を楽しむ。
約90分の
暗闇
体験でした!
私の感想は…
とっても楽しかった!
見えなくても、暗闇でも、
世界はとても楽しい!!
声、匂い、触覚、味覚
こんなにたくさんのことが
わかるのか!!
と思いました。
笹の葉のような
植物の香りを感じたり。
芝生ではごろんと
寝っ転がり♪
カフェでは
ビールをオーダーし
自分でグラスに注いでいただきました♪
仲間の声で安心したり。
声の聞こえ方で、
その人が立っているのか
それとも座っているのか
わかるんですよ!!
案内してくれた
かなっちゃんは23歳。
文字を読めた時期もあったそうですが
緑内障で視力を失い
今は光はわかる、
という視力だそうです。
私が今日きもので着ました、
と話したところ
「さっきベンチで
隣に座ったときに
ちょっと触って
もしかして?と思っていました」
「私も着物が好きです!
昨年、浴衣は着れるようになって
文庫結びができました!」
と話してくれました。
もし今、
私が視力を失ったら
きものを着るだろうか
と想像してみました。
自分では自分が着るものが
見えなかったら…
少し考えて
自分で見えなくなっても
きものを着るだろうな
と思いました。
なぜなら
きものの良さは
見た目の美しさだけではないから。
絹の手触り
麻の涼しさ
木綿の柔らかさ
素材の良さを
今よりもっと感じられそうです。
帯でキュッと締める感覚は
自分を助けてくれそうです ^^
何よりも、おしゃれは
自分のためだけでなく
人のためにもするものだから。
その日会う人への
メッセージを考えて
そのメッセージを
伝えられるよう
記憶を頼りにきものと帯を選び
着ていく自分を想像しました。
おしゃれは
周りの人へ想いを伝える
ツールになる。
自分だけでなく
大切な周りの人のためにも
和装を楽しんでいきたいと
再確認した体験でした。
ダイアローグ・イン・ザ・ダーク
東京会場は残念ながらこの夏で
クローズとのこと。
大人気でこの先のチケットは
完売中とのことですが
6月20日頃に、追加販売を
予定されているそうです。
私もファイナルバージョンを
体験しにもう一回行きたい…!!
大阪や世界の他の地域にも
あるそうです^^
未体験の方は
ぜひお試しあれ!
別世界が待っていましたよ!^^