きものが「タンスの肥やし」になっている

【質問】友人のお母様が亡くなり、きものをどうしたら良いか相談を受けました

こんにちは。
上杉惠理子です。

 

今日は読者さんから
こんなご相談メールをいただきました

 

実は、昨年お母様を
なくされた友人から、
大量の着物をどのように
処分したらいいか悩んでいる
との相談がありました。

 

「せっかくだから
 自分で着てみたら?」
と促してみたのですが、
あまり興味がないみたいなのです。

草履や着物が
桐ダンスにいっぱい入っているそうです。

 

着物を、喜んでいただける方に
着ていただけるようにするには
着物リサイクルショップに
もっていけばよいでしょうか?
アドバイスを頂けると嬉しいです。

(Nさん)

 

 

ご連絡くださり
ありがとうございます^^

 

Nさんご自身が
おきもの好きとのこと。

お友達にかわって
お問い合わせくださるなんて
お友達思い&きもの思いの優しい方なのだなぁ
と読ませていただきました。

ありがとうございます^^

 

 

大量にあるきものを
処分したいけどどうしたらいい?

実はこのような
ご相談をいただくことは
結構あることなので
改めて書いてみたいと思います。

 

方法は大きく3つ。

1. リサイクル(買取)に出す

2. 知り合いに形見分けをする

3. お子さんお孫さんが引き継ぐ

 

順に書いていきたいと思います。

 

 

 

 

1. リサイクル(買取)に出す

リサイクルに出して
手放すことは一つの手です。
保管が大変、スペースもない、
もう手元に置いておけないのであれば
出張査定や宅配査定を使って
リサイクルに出すのは有効です。
>>ご参考に。 
https://kimonokaitori-guide.com/
 
ただ個人的意見ですが
安く売りさばかれていく可能性があり
大事に喜んで着てくれる方に届くとは
あまり思えません。
 
高額買取、とうたわれていても
新品の購入時価格の1%を
切るような激安査定になり
仕入れがやすいので、売値も安くなる。
 
 

また、店頭で引き取ってくれるところは
今かなり少なくなっています。

 

店頭引き取りで大変なのは
「これは引き取るけど、
 これは引き取れない」
と選別されること。

 

重たいきものを持ち込んでも
これは引き取れないと言われたら
また持って帰らなければならない。

 

お店側も限られたスペースで
在庫を持つのは難しいですし、
処分費までかかることもあるからです。

 

その中で、
きもの小売の大手 きものやまとさんでは
枚数問わずの引き取りをされています。
ただし、2020年6月の期間限定なので
タイミングが合えば活用されると良いかと。

https://www.kimono-yamato.co.jp/yamato_bring/

 

 

2.  知り合いに形見分けをする

着ていた方(今回の場合はお母様)の
おきもの友達の方がいらしたら
何名か集まっていただいて
形見分けをするという方法です。

 

私が前にお話を聞いたのは
ご家族のお声がけで
お友達5〜6人が集まり
たんすから全部出し、
ひとり一つずつ選ぶのを

ぐるりと2〜3周したそうです。
それぞれ好みが違うこともあり
気に入ったものを大事に持ち帰ったそう。

 

それでも余ったものは全部買取に出して
売値がつかなかったら処分してもらう。

 

全てでなくても
大事に受け継いでもらえると
とてもお気持ちが楽だと思いますし
亡くなられた方も喜ばれるはず^^ 

 

 

そしてもう一つの方法が

3. お子さんお孫さんが引き継ぐ

ですね。

 

 

Nさんのお友達の場合
ご自身が着ることには興味がないみたい
とのことですが、

どういうご事情かによると思います。 

 

 

✔︎ ただ、きもののことを
  知らなくて興味がない

✔︎ 成人式の振袖が苦しかったから
 きものは大変で苦しいものと思って興味がない

✔︎ お母さんのきものコーデが
 自分の好みと違っていた 

✔︎ お母さんに昔
 「きものは触っちゃダメ!」
 と言われたことがある

…などなど。

たんすの中のきものが
一体どういうものなのか

お母様がどういうお気持ちで
きものを揃えていたのか

じっくり見てわかったら
着たくなる可能性もあるんじゃないかな。
と私は思っています。

 

 

むしろ、初めから
興味ある人の方が少ない笑
私だって、20年前は
きものに全く興味なかったですもの^^ 

 

あのまま私が興味を示さず
あのまま時間が過ぎていたら
私の母のたんすは
開けられることもないまま
何十年後か家を手放すタイミングで
タンスごと処分されたかもしれません。

不思議ですよね^^

 

 

というわけで
長くなりましたが

  

ほんっとうに手放したいなら
出張または宅配買取に頼むのが
一番早く手間がありません。

 

 

ちゃんと、喜んでもらえる方に
受け取ってほしいなら
きもの好きなお母様のご友人や
自分のお友達にお越しいただいて
形見分けをしていくと
大事に着てもらえると思います。

 

 

もし、
ちょっと
引っかかるのであれば
ちょっとでも自分で
着ることを考えたいのであれば
私、ご相談をお受けします。

 

 

きものたちの写真を送ってくだされば
いろいろと紐解いてお話できますし、
そもそも どうしたらいいのかという
ざっくばらんなところから
お話伺うこともできます。

 

 

このような時期なので
個別セッションを
ZOOMでお受けしますので
お友達にURLを送ってあげてください。

■ 個別セッション
https://kimono-strategy.com/?page_id=41

「タンスのこのきもの、まだ使える?」
「私でも着こなせるようになる?」
きものデビューへのお悩み不安を解消します。
(通常27000円→初回3900円/90分)

 

 

おちからになれることがあれば幸いです^^ 

 

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子