こんにちは。上杉惠理子です。
きものを着付けてもらうと、タオルを巻かれて「補正」をされたことがある方も多いかと思います。今日はこの補正のお話。読者さんからもこんなご質問をいただきました。
着物を着る時、補正はしていますか?私は腹巻き+タオルですが、いい補正方法とか、または、補正をしない着方があれば知りたいです。
補正をする目的は、あるモノを取るため
浴衣や振袖を着付けてもらったとき、バスタオルを腰に巻かれたとか、衿元が綿だらけだったとか、和装の補正をした経験がある方は多いかと思います。
この「補正」は何のためにするのでしょうか?
実は、二つのものを取るために、補正をします。
〇〇と〇〇を取るために補正をする。
さて、〇〇に入る言葉は何でしょう?
Thinking time !
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和創塾の皆さんは復習ですね♪
なんだっけ?^^
答えは…
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シワ と あせ(汗)です。
補正の目的は、シワ取りと汗取りです。
きものは平面の四角い布ですが、人間の身体は丸みがあって立体的。
なので、必ずシワやドレープが出ますが、
余計なシワが出ないほうが綺麗に見えるので補正を入れます。
胸も、くびれも、おしりもあるグラマラスな体型の方は、お腹周りにタオルを巻いて寸胴体型に近づけます。
そうしないと、帯にシワが出たりおはしょりが広がって変なシワになるから。
細い方や細くて胸が大きめの方は、布を当ててなだらかにしないと、胸の上の衿周りにシワができやすくなります。
また、補正は汗取りの役割もします。
お腹周りに一枚、吸水性のあるタオルを巻いておくと、夏のきもので汗をかいても、きものまで汗がつかずに済むので安心です^^
まぁ理論的にはそうなんですけどね。
では、補正を「自分なら」何をどこまで入れれば良いのでしょうか??
補正を入れるか入れないか、自分で決めよう
補正の考え方は着付け師さんや、着付けの先生によって違いますが
- 補正をとりあえず入れて着て、必要なければ減らす
- 補正はとりあえず入れないで着てみて、必要があれば加える
と大きく2パターンあります。
私は、後者の「後から足す派」。
これから着付けを習う方や、着付けの補正がめんどいという方は、とりあえず補正なしで着てみることをおすすめします。
補正なしで着るとどうなるのか着てみて、自分の体型をよく観察してみる。
これがとても大事。
何も補正せずに着てみて、その上で「ここにシワが出るのがイヤ!」というところがあれば、補正を入れたら良いんです。
最初から補正を入れて、着付けの手間を増やさなくて良いと思うの〜
また、補正をせずとも姿勢で解決できることもあります。
例えば胸の上、衿周りがぶかぶかシワができる場合、補正を入れるのも手ですけど、胸を開く姿勢をきちんと取ることで意外と気にならなくなります。
パソコン使っている現代人は、前屈み猫背になりやすいですから^^
写真撮影とか長く残る場合はちゃんと補正をして余計なシワはとった方が確かにキレイだけど、普段着のきものだったらそこまで気にしなくて良いんじゃない??という考え方もあります。
着るシーンによっても、補正を入れるかどうか変えたら良い。
補正も、自分で決めて入れたら良いよ♪
なので。私自身はとにかく着付けの手間はひとつでも減らしたいタイプなので、お腹周りに汗取りのハラマキ一枚入れるだけです。
愛用しているのは、ほぼ日の ハラマキ♪
https://www.1101.com/store/haramaki/index.html
ほぼ日ハラマキののびのびタオリンがほぼ綿でできていて吸水性が高く、ちょっと厚めで補正にもなるし、しっかり巻いてくれる感がお気に入りです^^ デザインも可愛いのが多いので選ぶのも楽しいです♪
自分の心地よさ、自分の目指す着姿を大事にして追求していかれてください^^
和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子
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