こんにちは！
上杉 惠理子です。
前回の記事で
日本の四季がどれほど豊かか
アフリカで見た景色から
お話しました。
前回のお話に加えて
今日は彼の地の文化が
とてもステキで豊かだと
お話したいと思います。
学生時代の私は
アジア、アフリカの
いわゆる「貧しい」国・地域のために
将来シゴトがしたいと思っていました。
そこで、実際に
彼の地で何が困っていて
私に何ができるのか知りたくて
東アフリカのエチオピアに行きました。
大学のスタディツアーと
大学院でのインターンシップで
合計３回、通算９か月
エチオピアに滞在しました。
あなたは
エチオピアという国を
ご存知でしたか？？
私が人生で初めて
エチオピアという国を知ったのは
ユニセフ募金でした。
エチオピアでは１９８０年代に
大干ばつが起こり
ユニセフなどの支援が
たくさん入った国でもあります。
私が小学校の頃は
毎年ユニセフ募金の月があり
やせ細った子どもたちの
映像を見たのです。
なので、
エチオピアというと
飢餓と貧困の国
というイメージが
ある方もいらっしゃいます。
ですが、実はエチオピアは
とても豊かな文化を持つ国です。
王制が長く
植民地にならなかった
アフリカで数少ない国。
明治時代頃に日本の皇族の姫が
エチオピアの王家に嫁ぐ話も
出たそうです。
エチオピア正教という
独自のキリスト教が発展し、
北部ラリベラの教会群は
世界遺産登録されています。
キリスト教だけでなく
イスラムを始め
７０を超える民族が共存する
他民族国家でもあります。
コーヒー発祥の国と言われ
日本の茶道のように
自宅でもお客様が来たら
コーヒーセレモニーでおもてなしをします。
今思うと、当時私が現地で気づくのは
課題よりも、魅力の方が
多かったように思います。
私が滞在中、
お世話になっていた農業研究所の
女性研究員さんが
結婚式をするとのことで
出席させてもらいました。
そのときの写真がこちら
白い人が私ですね笑
左側が新郎新婦。
そして右側が
農家さんと私の
通訳をしてくれた方。
結婚式に出るなら
その土地の衣装で！！
と、私なりのリスペクトを込めて
気合を入れて出席させてもらいました。
エチオピアのこの衣装は
「アベシャ リブス」といい
白を基調としたワンピース。
首回りのデザインが
エチオピアらしい独特の模様です。
ワンピースの上に
ナタラというショールを
肩にはおります。
髪型は、
アフリカらしい
総編み込み。
あちらでは、ショルバと言い、
街の美容院で あっという間に
編んでくれます。
緑のピアスの素材は
水牛の角で作られたもの。
みんなが
エリコー！と喜んでくれて
一緒に、エチオピアダンスを
踊ったことを思い出します。
英語を知らない地元の方や
新郎新婦のご家族にも
お祝いの気持ちを伝えるには、
その土地の民族衣裳を
リスペクト持って着ることが
一番のお祝いだと思い
そんな私の気持ちは伝わったと
みなさんの笑顔で感じました。
今、私はきものを通じて
日本女性が美しく輝く方法を
お伝えしていますが
世界にはそれぞれの土地に
知恵と感性が織り込まれた
民族衣装があります。
民族衣装を通じて
お互いの価値観を認め合う。
それが次の
コミュニケーションにつながり
多様性のある
持続可能な世界になったら…
世界平和って
そういうことじゃないか。
そんな先を見つめて
日々シゴトをしています。
その気持ちを忘れずに
いさせてくれるのが
エチオピアで過ごした時間です。
きものは日本女性の最強の勝負服！
和装イメージコンサルタント
上杉 惠理子
世界にはそれぞれの土地に、知恵と感性が織り込まれた民族衣装があります。その豊かさに気づかせてくれた、エチオピアでのストーリーをお話します。
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