こんにちは。上杉惠理子です。

突然ですが、譲られたお着物をお持ちですか??

そして、お譲りいただけてありがたいけど

「ちょっと派手かも…」

「自分に合わないかも…」

と感じてなかなか袖を通せていない一枚って、タンスの中にあったりしませんか?

この、「派手」な着物のことを今日はちょっと考えてみたいと思います。

私もありました。


例えばこちらの総花柄の小紋。

母の知り合いの方から

「うえすぎさんのお嬢さん、着物着るの?着てくれるならもらって!」

といただいたもの。

私はお会いしたことはない方ですが、着物を通じたご縁をいただけることに感謝ですね^^ 

とはいえ私、もともと「花柄ワンピースなんて私には無理!」と思っていたタイプです。最初この着物を見たときは

「これはさすがに私には派手かも!?!?無理かも!?」

と思っちゃいました^^

そもそも派手ってどういう言葉?と調べてみると

1 姿・形・色彩などが華やかで人目をひくこと。また、そのさま。「—な顔だち」「—な着物」⇔地味。

2 態度・行動などが大げさなこと。また、そのさま。「—な殴り合い」「—に泣く」⇔地味。

着物は1の意味ですね。

おもしろいのは語源。「派手」は三味線の破手、から来ているとか!

ちなみに、勘所、メリハリ、やたら、も邦楽から生まれた言葉だそう。おもしろいなぁ〜

では、私たちはどうして「派手」と感じるのでしょう?

人目を引く「派手」と感じる着物は

赤や黄色などの原色だったり

柄がびっしり入っていて、さらに色数が多かったり

大きな柄がどーんと描かれていたりと

“情報量が多い”ものなんですよね。

ということで「派手」な着物は、情報量が多いのだから、引き算して整えるのがポイント。

帯は柄のない無地のものを合わせて、帯締めは白い三分紐に、小さな帯留め。

着物以上に色柄を増やさない。引き算、引き算… それしていくだけでぐっとスッキリして着こなせるようになります。

それに、「派手」はひとりよって変わる感じ方です。とっても主観的。

自分でも最初は派手だと思っていたのが、慣れていくとあまり派手と感じなくなることがありますよね。慣れちゃう。

人によって、派手と感じるレベル感も違う。

もし誰か一人に「派手ねぇ」と言われても、それはその人の主観であって、みんながそう感じるわけではないということも知っておいていただきたいと思います。

実は今、新しく着物を買おうとしても、こうした柄いっぱいの「派手」な着物は、意外と少ないんです。

なぜかというと、余白が多く、柄の少ないシンプルな着物の方が洋服感覚で合わせやすいと思われがちだからです。

なので、「売れる」から作るし、お店側も「売りやすい」。

新作はほんっと無地系の着物が多く、思い切った配色の着物や明確な絵柄がいっぱい入った「派手」な着物は、そもそも作られなくなっているのです。

お母さんやおばあちゃんの時代にあった「派手」な着物は、今はどんどん貴重になっている!!

洋服ではなかなか着ないような、思い切ったデザインを楽しめるのも譲られ着物の面白さ。

「派手で無理」ではなくて「整えれば」着られます。

着てみたら意外といける♪

「派手」かなぁと思った着物こそコーディネートで工夫して、ぜひチャレンジして見てください。

新しい自分を見つけるきっかけにもなりますから!^^

和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子