絹は、未来の素材だった。シルクイベントで感じた着物の新しい可能性
こんにちは。上杉惠理子です。
昨日2026年7月14日は、『ふだん着物の魔法』著者で和創塾も受講してくれた シムラアキコさんにお誘いいただき、
これからの日本のウェルビーイングを考える~なぜ今シルクなのか~
というイベントに行ってきました。

着物の多くが絹、シルクでできています。
私も絹の着物が大好き!
夏の日中は汗だくになるのでおうちで洗える木綿や麻を着ますが、夕方からのお出かけなら夏も絹の着物が着たい!
だって軽くて気持ち良い!しかも美しいのですもの ^^ 昨日のイベントも絹の小紋と帯で行ってきました♪
絹は、お蚕さんという昆虫の繭からとります。そして、お蚕さんを育てることを養蚕といいます。
これをお読みのあなたは、お蚕さんを育てたことはありますか??
私は地元が東京の八王子で、絹と関わりの深い織物の町なので、小学生の頃に理科か社会科の授業で育てたことがあります。
当時は虫が苦手で怖かったのですが、着物を着るようになって、お蚕さんと再会しました。今はかわいいなぁと見つめちゃう^ ^
養蚕は日本では稲作と同じくらいの歴史があり、暮らしや神事、精神性とも深い関係があります。(『教養としての着物』第3章にも書きました♪)
江戸時代、養蚕は農家の貴重な現金収入源でしたし、明治時代は絹糸産業は一番の外貨獲得産業で、日本の生糸は世界一の輸出量にもなりました。
なのですが戦後、日本の養蚕業は減少の一途…。国内で流通する絹糸のうち、純国産はついに1%を切ったそうです。
…ですがその一方で今、絹&シルクの素晴らしさと養蚕の魅力に気づく人たちが増えているのであります!!
絹ってすごい!お蚕さん大好き!と気づいた人たちが集まり、立ち上がったのがCircle Of Life Silk Project。
日本の絹糸や養蚕を「ただ守る」のではなく、新しいアイデアや取り組みで「シルクとの新しい関係を作ろう!」という考えで始まりました。
このプロジェクトの皆さんが開いてくれたのが、昨日のイベント「これからの日本のウェルビーイングを考える~なぜ今シルクなのか~」だったわけです。
Circle Of Life Silk Project
https://shibuya-qws.com/project/circleoflifesilkproject
いやぁ〜〜〜とってもおもしろいイベントでした!!
まず皆さんが言っていたのが
絹&シルクの機能性の高さ。
絹糸をとる繭は、お蚕さんが蛹になっている時のシェルターです。
蛹を外から守るシェルターなので、絹糸は撥水、保湿、保温、吸湿、放湿、通気性、消臭、難撚性 紫外線吸収 活性酸素除去…とめちゃくちゃ高機能!!
しかも、人の肌と近いたんぱく質で、スキンケア用品や医療用器具としても注目されています。(昔から、怪我したときの縫合糸は絹糸だったそうです。へぇ〜〜〜!)
「心身の不調に悩んでいたけれど、服をシルクに変えたら改善した」
「下着にシルクを使うととても気持ちよくて、自分の感覚を取り戻せる」
「リカバリーウェアが天然でできるのがシルク」
「お蚕さんを育てていると、気持ちが安定する」
などなど皆様、お蚕さんやシルクと出会っての変化を語ってくださいました^^
養蚕業の方、製糸会社にお勤めの方、国産シルクでフェムケア製品をつくっている方が登壇され、参加された皆様には、元NHK職員さん、元電通さん、フリー編集者さん、そして着物Loversな方々と、さまざまなバックグラウンドの方がお見えでした。
こんなに色々な方が、絹に興味を持っていらっしゃるなんて…なんだか感動だわ!!何かが始まりそう!!
そうそう!お蚕さんの蛹を素材に入れた、岡谷のクラフトビールCHILLKも試飲させていただきました^^

お蚕さんの蛹はかつて、農村では大事な蛋白源として食料としていただいていたもの。飲み心地さっぱりで美味しかったです!
私も着物だけでなく、パンツも絹にしようかしら♪
タンスに眠っている着物の多くが絹でできています。
いろいろとハードルや事情はあるとは思いますが…
絹の着物を、着物として活かすことがとても素敵で、とても気持ちよくて、身体にもとてもいい!!
と伝えていこう!と改めて思いました。絹の着物たち、どうせ眠らせているなら、着てみよう!!どんどん着ちゃおう!^^
和装イメージコンサルタント
和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子