こんにちは!
和装イメージコンサルタント
上杉 惠理子です。
この記事では
【きもの事はじめ
〜まずは、着てみよう!〜】
として、きものの基本を
お届けしています。
タンスのきものや小物を
自分で一式まとめて持って行って
誰かに着せてもらい
お友達とお食事に行く
というシーンを想定し、
用意するもの&チェックすること
をまとめます。
きものを着るのに
必要なもの一式については
コチラの記事を参考にしてくださいね!
今回のテーマは…
きものと帯の種類
「きもの」
と一言で言っても
コモンやら
トメソデやら
ホウモンギやら
・
・
・
いくつか種類があります。
そして、
ジーパンとロングドレスでは
着ていくシーンが全く違うのと同じように、
きものの種類によって
カジュアルからフォーマルまで
<ランク>が変わります。
ご実家のタンスに入っている きものや帯が
どの種類か見極められることを目標に
ぜひ読んでみてください^^
「コモン??」「ホウモンギ?」
きものの種類を見極めよう♪
きものを種類別に
<ランク>が高い順に並べてみると…
【フォーマル/格が高い】
↑ 留袖(とめそで)
↑ 振袖(ふりそで)
↑ 訪問着(ほうもんぎ)
↑ 色無地(いろむじ)
↑ 小紋(こもん)
↑ 紬(つむぎ)
↑ 木綿、ウール、浴衣【カジュアル/格が低い】
という あなたのために^^
□留袖(とめそで)
黒地の黒留袖(くろとめそで)は
既婚女性の第一礼装。
結婚式でお母さんと仲人さんが
着る衣装ですね。
黒ではない色の留袖は
色留袖(いろとめそで)といい、
既婚女性がご親戚の結婚式に出たり
お祝いの席にふさわしい衣装です。
未婚、既婚問わず着られる礼装です。
![](https://kimono-strategy.com/wp-content/uploads/2018/01/irotome.jpeg)
そでを含め、上半身に柄がなく
すそ周りにだけ
絵が繋がって入っていること。
繋がった模様を
絵羽(えば)模様と言います。
留袖の語源は
結婚後に振袖の袖を
留めて(切って)着たから
留袖というんだという説があります。
□ 振袖(ふりそで)
成人式に着る衣装、といえば、
絵がなくてもイメージができますよね^^
着たときに
袖が裾ほどに長い振袖は
未婚女性の第一礼装です。
だから、人生の節目である
成人式に着ます。
成人式のほか、
学校の卒業式や
お友達の結婚式に参列するときに
着ることがほとんど。
自分の結婚式の
お色直しにも着ることができます。
![](https://kimono-strategy.com/wp-content/uploads/2018/01/houmongi3.jpeg)
留袖の次に、
格のあるきものです。
絵羽模様が入っていて、
訪問着は上半身
袖と左胸にも柄が入っています。
フォーマルからセミフォーマルまで
華やかな場に着られるきものです。
もあります。
![](https://kimono-strategy.com/wp-content/uploads/2018/01/tsukesage.jpeg)
訪問着ほど
絵は繋がっていないものの
![](https://kimono-strategy.com/wp-content/uploads/2018/01/iromuji.jpeg)
一色で染めたきもの。
柄が織り出されています。
訪問着の次に格が高く、
さらに
背中に「紋」が入った色無地は
訪問着と同じ格の高さになります。
セミフォーマルのパーティ、
紋が入っていれば結婚式の参列、
お子さんの学校行事にもふさわしい
きものです。
□小紋(こもん)
きもの全体に染められたもの。
柄は一枚絵のように
繋がってはいません。
格は下になり
柄によって
合わせる帯によって
カジュアルから
ちょっとしたパーティまで
着られるきものです。
洋服のワンピースと
同じように
どんどん着ていきたい
きものですね!
□ 紬(つむぎ)
ここまでご紹介した きものは
白い絹糸を、布にしてから
染めたり絵を描いたきもの。
紬は、
糸の状態で先に染めてから
布に織り上げた
「織り」の きものです。
「織り」の きものでも
絵を描いたような
柄のものもあるので
よく見てみてくださいね!^^
染めのきものよりも
カジュアル、格が下となり
お祝いの場には控えます。
…とお話してきましたが
お手元のきものが
どの種類になるか
見極められそうでしょうか!?
今回お伝えしている
タンスのきものや小物を
自分で一式まとめて持って行って
誰かに着せてもらい
お友達とお食事に行く
というシーンであれば
華やかな小紋や、
キレイな色合いの紬が
良いと思います^^
もし色無地や訪問着しかない、
ということであれば
もちろん、それでも大丈夫です。
「ナゴヤ帯」って言われたけれど
帯ってひとつじゃないの??〜帯の種類〜
きものの種類に続いて…
帯にも種類があります。
帯を種類別に
<ランク>が高い順に並べたものがコチラ↓
〜〜〜〜〜〜〜〜
【フォーマル/格が高い】
↑ 袋帯(ふくろおび)
↑ 名古屋帯(なごやおび)
↑ 半幅帯(はんはばおび)
↑ 兵児帯(へこおび)
【カジュアル/格が低い】
順番にお話しますね!
⬜ 袋帯(ふくろおび)
幅約30cm、
長さは420cm前後ある帯です。
基本の結び方は
背中に四角い「お太鼓」を作ります。
袋帯の場合は、
お太鼓部分の布が二重にかさなる
「二重太鼓」という締め方をします。
良いことが重なりますように…
という想いを込めて
お祝いのシーンで締めることが基本。
なので、柄も古典柄のおめでたい柄や
金銀キラキラ豪華なものが多い、
TPOのランクが高い帯です。
自分で着付けをするときは
袋帯は「二重太鼓」にしますが、
着付け師さんに頼む場合は
飾り結びもできる帯です。
ちなみに最近は
「洒落袋(しゃれぶくろ)帯」
という帯もたくさん出ています。
これは袋帯の長さだけど
柄がそれほど豪華ではないもの。
いつもより おしゃれに
普段着を着こなしたい
ときに合うデザインの袋帯です。
通常の豪華な袋帯は
とっておきのお祝いシーンに
残したいところですが、
洒落袋帯はもっとカジュアルシーンから
どんどん締めてOKです。
⬜ 名古屋帯(なごやおび)
名古屋帯は
カジュアルシーンから締められて
色も柄も多彩で
いろいろなものがあります。
(写真3本の帯は、どれも名古屋帯です)
袋帯との決定的な違いは
長さ約360cm前後と
袋帯より短いこと。
締め方が「一重太鼓」という
背中のお太鼓の布が
一枚になる締め方をします。
②名古屋帯 と ③袋帯
の違いは、
柄の豪華さで
だいたいわかるようになりますが
長さをみるとはっきりします。
そして
袋帯と名古屋帯で
背中に四角いお太鼓を作る
結び方の場合は
帯枕(おびまくら)
帯揚げ(おびあげ)
帯締め(おびじめ)
の3つの小物が
必ず必要になります。
⬜ 半幅帯(はんはばおび)
半幅帯は、
浴衣でよく使う帯です。
約15cm幅と細く、
長さが350〜420cmあります。
明らかに夏の柄や、
麻などの夏の素材でなければ
カジュアルシーンの きもので
一年中、締められる帯です。
⬜ 兵児帯
くしゅくしゅっとした
柔らかい布の帯です。
もともとは
子どもの浴衣帯でしたが
最近は「大人浴衣用」として
シフォンのもの、木綿のもの、
いろいろなデザインが出ています。
特定の結び方がなく
リボン結びで簡単に締めても良いですし
アレンジを楽しむのも良い帯です。
私も夏のパーティシーンによく使います。
https://kimono-strategy.com/?p=563
(ご参考まで〜)
今回お伝えしている
タンスのきものや小物を
自分で一式まとめて持って行って
誰かに着せてもらい
お友達とお食事に行く
というシーンであれば
TPOとしては
できれば 名古屋帯で行きたいですが
洒落袋や半幅帯も大丈夫ですね。
豪華な袋帯は
周りの方が緊張していそう!
TPOが合っているかどうかだけでなく
このきものと帯なら
お相手にどんな印象を届けるだろう
と考えてみると
選ぶチカラが磨かれていきますよ^_-☆
きものは日本女性の最強の勝負服!
和装イメージコンサルタント
上杉 惠理子
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