着物って何から揃えればいい?初心者セット完全ガイド
こんにちは!上杉 惠理子です。
タンスのきものや小物を、自分で一式まとめて持って行って、誰かに着せてもらい、お友達とお食事に行くなら??
…というシーンを想定し、
初めての着付けで用意するもの&チェックすること
をまとめてみました!
まず、きものを着るために、用意して欲しいものをリストにしたものがコチラ!
<きものを着る!必要なものリスト>
- 足袋
- 肌襦袢と裾よけ
- 腰紐4〜5本
- 伊達締め2本
- コーリンベルト
- 衿芯
- 長襦袢(半衿付き)
- きもの
- 帯
- 帯板
- 帯枕
- 帯揚げ
- 帯締め
- 草履または下駄
- 防寒用ストールまたは羽織
*数を書いていないものは、全て1つずつ用意
*帯が半幅帯の場合、11〜13は不要
…と言っても、きものビギナーの方には
「それってどんなもの??」
「これ、なんて読むの??」
と思うものがいっぱいありますよね!
順番にお話していきますね!
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きものを着るために必要な小物たち
まずは小物から、順番にチェックしていきましょう♪
足袋(たび)

足袋の色は白が一般的ですが、フォーマルシーンでなければ、色足袋や柄足袋もおしゃれです。
足袋のサイズ選びのポイントは、小さいとキツく、大きいとだぶだぶして歩きにくいので、通常の靴サイズより0.5cm小さいものから試してみるのがおすすめです。
また、通常の足袋には「こはぜ」という留め具がついています。

「こはぜ」がない靴下タイプの足袋は伸びて履きやすいですが、生地が薄くて滑りやすいというデメリットもあります。
肌襦袢(はだじゅばん)と、裾よけ(すそよけ)

きもののインナーです。
肌襦袢は上半身、裾よけは腰から下。上下一体型のワンピースタイプもあります。上下分かれていても一体型でも、最初はどちらか1セットあれば大丈夫です^^
木綿やポリエステルでできているので、着終わったら洗濯機で洗ってくださいね!
腰紐(こしひも)4〜5本

きものや長襦袢の上から締めたりして使います。
✔︎ モスリン(ウールが入ったもの)
✔︎ ポリエステル
✔︎ 絹
などいくつか素材に種類があります。
まずはどの素材でも良いので
長襦袢の衿合わせ用
きものの裾合わせ用
の少なくても2本は必ず使います。
ただ、腰紐は補正タオルを留めるときや、帯を締めるときの「仮紐」(支えとして結んでおく。着終わったら外します)にも使います。なので、腰紐4〜5本あると着付けをする人が助かります^^
新たに購入する場合は、滑りにくいモスリンで、2m以上長さがあり幅も4〜5cmと幅広がおすすめです。
伊達締め(だてじめ)2本

幅10センチほど、腰紐より太く、帯より細いもの。
胸の下に「面」で締めて、衿合わせを固定するのが伊達締めです。
伊達締めは衿元の着崩れを防ぐアイテムなので、着付けではとても大切なアイテムです^^
伊達締めにも
✔︎ ポリエステルのもの
✔︎ マジックテープのもの
✔︎ 絹のもの
いろいろな種類がありますが、どんな種類でも、ま本はあればOK。
新たに購入するなら私のおすすめは、絹100%の博多織の伊達締め!

しかも、中央はしっかり固く張りがあり、両端の結ぶ部分は柔らかくなっているものを選ぶこと。博多織の伊達締めは薄くて、しっかり固定されて、着心地もよくなります^^
コーリンベルト

ゴムベルトの両端が、プラスチックまたはステンレスのクリップになっているもの。衿を合わせるために使います。
着付けを始めたばかりの方は、コーリンベルトがある方が着やすいと思い、私も使っています。また、コーリンベルトがなければ腰紐で代用ができます。
新たに購入する場合は、留め具部分がプラスチックのものが軽くて、きものの布地に負担になりにくいのでおすすめです^^
衿芯(えりしん)

長襦袢に付いている衿を、半衿といいます。その半衿の中に入れて衿の形をキレイに見せるもの。
お店に行くといろいろな固さ・厚さのものがあり、固さの好みや作りたい衿の形で選びます。
まずは、ご自宅にあるもので、衿芯は一本あればOKです。
きものを着るのに持って行くものは?〜きもの編〜
続いて後半!
8)〜15)までをお届けします。
長襦袢(ながじゅばん)
長襦袢は、きものの下に着るもの。一体型のワンピース型と、上下に別れた二部式(にぶしき)があります。

そして、長襦袢の衿に一枚つける布を半衿(はんえり)、と言います。
半衿は、もともと一番汚れやすい衿をここだけ身頃とは別の布にしておくことで、衿元が汚れても全体を洗わずに済むようにする昔からの知恵でした。
正式な場では半衿は白色にしますが、お友達とランチ♪というカジュアルシーンであれば色付き・柄入りでOKです。
この半衿が付いているかを、着付けをする人は事前に知っておきたいところです。
きもの
もちろん、きものも一枚、持って行きましょう。
今回のようなお友達とランチ♪というシーンであれば「小紋(こもん)が良いわよ」と言われるかと思います。
帯
さて、帯。
帯も大きく3タイプあることを
知っておいてください。
① 半幅帯
② 名古屋帯
③ 袋帯
この3つ。
① 半幅帯(はんはばおび)

浴衣でよく使う帯です。約15cm幅と細く、長さが350〜420cmあります。
明らかに夏の柄や、麻などの夏の素材でなければ、浴衣以外にもカジュアルきもので一年中締められる帯です。
② 名古屋帯(なごやおび)

背中に四角い「お太鼓」をつくる帯です。
幅約30cm、長さ約360cm前後。普段着から締められて、バリエーションの広い帯です。
名古屋帯のことはこちらの記事に詳しくまとめています^^ 良かったらぜひお読みくださいね!
③ 袋帯(ふくろおび)

名古屋帯よりも長く、420cm前後ある帯。
背中のお太鼓部分の布が二重にかさなる「二重太鼓」という締め方をします。
良いことが重なりますように…という想いを込めてお祝いのシーンで締めることが基本。
なので、柄も古典柄のおめでたい柄や金銀キラキラ豪華なものが多いTPOのランクが高い帯です。
②名古屋帯 と ③袋帯 の違いは、長さをみるとはっきりしますが、柄の豪華さでだいたいわかるようになります。
今回の「お友達ときものでご飯に行こう!」というシーンはフォーマルではないので
TPOとしては ② 名古屋帯 または ①半幅帯でどうぞ!
③ 袋帯は豪華すぎて周りの方が緊張してしまいそうです^^
帯板(おびいた)

帯の下、または帯の間に挟み、帯のシワをとるためのもの。
ベルトや紐が付いているものと、そうでないものがあります。
大きさも小さめと大きめがありますが、ひとつあればOKです^^
帯枕(おびまくら)
②名古屋帯と ③袋帯 で、背中にお太鼓をつくるときに使うクッションです。1つあればOK!

必ず両端に紐がある状態で使います。
なので、写真のようにガーゼなどで包んでいるか、紐がくっついているかどちらかでないと使えません!
もし紐がなければ穴の空いたストッキングを片足分だけ切って、帯枕を入れて代用します。
新調する場合は、お太鼓をシワなくキレイにつくることができる横幅20〜25cmほど広いものがおすすめです。特に、たかはしきもの工房 空芯才Dx が胸元でしっかり締めても苦しくなくイチオシです!^^

帯揚げ(おびあげ)と帯締め(おびじめ)

(左が帯揚げ、右が帯締め)
帯揚げは、帯枕を隠すための布です。正面から見ると帯の上に横一本、ちらりと布が見えます。
帯締めは、帯の正面で締める紐です。
名古屋帯または袋帯を締めるときに、帯揚げ1枚、帯締め1本を使います。
このちらりと見える布と細い一本の紐を色を変えるだけで大きく印象が変わるところがきもののコーディネートでおもしろいところ。
草履または下駄

履き物もあらかじめチェックしておきましょう!
ストールまたは羽織
きもの用のアウターには羽織(はおり)や道行(みちゆき)などがありますが、まずは洋服で使っている大判のストール1枚あれば大丈夫!^^
きものの中には何を着る??インナーのお話
ここまで、きものを着るために必要なものを一式お話してきましたが、きもののインナーについてもう少しお話したいと思います。
きもののインナーは基本、肌襦袢と裾よけです。
とはいえ、いきなり素肌に肌襦袢は抵抗がある!という方もいらっしゃると思います。
洋装のブラジャーの代わりにユニクロさんのブラトップやスポーツブラなど、パッドを外してボリュームを出さず、胸を中央にまとめて押さえるように着てみてください。
なぜ胸のボリュームを押さえるかというと、長襦袢やきものの衿を胸を包むように合わせたいから。
洋装のインナーで胸のボリュームがあると胸の上に衿が乗ってしまうのです。そうすると、衿が着崩れやすくなるのです。
そして、インナーを選ぶときには、背中クロスタイプのものは避けます。背中の衿からクロス部分が見えちゃうから!!
キャミソールタイプ、タンクトップタイプを選んでくださいね^^
また、真冬はとっても寒いので「ババシャツ」を着込むのもアリです。
お友達のきもの美人さんは「ユニクロの丸首ヒートテックを前後逆に着るとあたたかいし、きものを着ても見えない!」とのこと。
前後逆にすることで、背中側の衿ぐりが深くなり、きものの後ろの衿を開けたときにシャツが見えずに済むからです。
ババシャツの袖は肘あたりまで少し折り返して、袖口から見えないようにしておきましょう♪
また、足が寒いなぁと思ったら、トレンカを着ておくのもアリです。
足首までのレギンスだと足首辺りの布が上がってきたりして違和感があるんですよね。
トレンカなら足裏に引っかかっているのでずれないですし、足袋も履けますから^^
きものは高温多湿の日本の気候に合わせて作っているので「首」とつくところが全部開いている衣装です。
だから首、足首、手首を守ってあげればとっても快適です^^
一番大切なお腹周りは、帯がしっかり温めてくれますし♪
ちょっと対策を加えてきもののお出かけを思い切り楽しんでくださいね!
サッと着付けるために、前日にチェックしてほしいこと
自分で一式まとめて持って行って、当日お知り合いの方に着付けをお願いする、というシーンを想定して準備するものをお届けしてきました。
最後に、着る前日までにチェックしてほしいことをまとめますね!
- 一式自分で用意して、足りないものがあれば、前日までに着付けをしてくださる方に相談をしておく
- きもの、帯、履物の種類で「これで大丈夫かなぁ」と不安になったらこれも事前に連絡をしておく
- きもののしつけ糸が取れているかどうか
- 長襦袢に半衿が付いているかどうか
最初の2点については、ここまでお話しした通りですね。
そして後半の二つについて、次にそれぞれお話します^^
きもののしつけ糸、取れてる??
仕立て上がったばかりの きものには、型崩れ防止のためにしつけ糸が付いています。

糸の目に指が通るほど、2〜3cm間隔で縫われています。
このしつけ糸は着る前に必ず取ります。
衿周り、両袖、裾周りと、付いていて当日外すのは結構手間で時間がかかります。あらかじめ外しておくと当日、着付け時間の短縮になります。
ただし、注意したいことは「ぐし縫い」「ぐししつけ」というフォーマルなきものに、細かく飾りしつけを施しているものがあります。

このぐし縫いは絶対に取らない!!
ぐし縫い は白い糸で縫われていますが、縫い目が1〜2mmと明らかに細かいものです。
不安であれば糸を取る前に、写真に撮って「これは着る前に取る、しつけ糸ですか?」と、着付けをしてくださる方に聞いてみてくださいね!
長襦袢に半衿、付いてる??
長襦袢の衿に一枚つける布を半衿(はんえり)と言います。
半衿のサイズは約90cm X 15cmの布です。

きもの衿の内側に見える衿が半衿。
白い半衿が多いのですが色付き、柄入りのものもたくさんあります。
半衿は長襦袢につけて、きものの下に着ます。
長襦袢の身頃とは違う布が衿についていて、衿芯が入るよう衿の下が開いていれば半衿がついている状態です。
半衿は、もともと一番汚れやすい衿を、ここだけ身頃とは別の布にしておくことで全体を洗わずに済むようにする昔からの知恵でした。
半衿がついていないと衿をキレイに着付けることができません。
半衿がついていない場合、通常は半衿の布を用意して事前に縫い付けます。
とはいえ、自分で縫うのはわからない!!という方が多いと思うので
「半衿がついていないかも…」と思ったら
この場合も事前に着付けをしてくださる方に「これって半衿、ついています??」と連絡してあげてください。
私が着付けを手伝う場合は、半衿用の両面テープを持っていき、当日その場でサッと付けてしまいます^^
着付けをする人にとって、「あー!!アレがない!」と当日その場で気づくのが一番大変。前日までに分かっていれば、だいたいのことは対処ができます。
ぜひ事前チェックをしてみてくださいね!!
***
いかがでしたでしょうか?^^
まずはきものを着てみて思い切り楽しんで欲しい!!と思い、まとめてみました。
「一緒にきものを着ようよ!」と誘われたらぜひチャレンジされてくださいね!!^^
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ぜひ申し込んでダウンロードされてみてくださいね^^
和創塾 〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉 惠理子