こんにちは。上杉惠理子です。
「いつか国技館でお相撲見てみたいわ〜」と言っていた母にお供して、両国国技館に初場所11日目を観戦してきました。
12時から両国駅近くのちゃんこ鍋屋 巴潟さんでランチをしてから、13:30頃に国技館に行き、18時の結びの一番までずーっと観てきました。
そんな長い時間、枡席で見ていられるかなぁと思ったら、名物の国技館やきとりをつまみに、最後までずーっと楽しんで観ることができました^^
こういうところで食べると、なんでこう美味しいんでしょうねぇ〜
私は国技館に6〜7年ほど前にイベントで一度来て、お相撲を見たことがあるのですが、本場所観戦は初めて。
改めて見てみると、いろいろ気になることが出てきて、スマホでにわか勉強をしながら見ていました。
例えば…
その1:お相撲の取り組みが始まるタイミングは、行司さんの「ハッケヨイ…ノコッタ!」ではない!!
組んだ後に「ハッケヨイ」と言っているのです。
何がキッカケなんだろう?と思ってたら、見合った力士のふたりの呼吸があったときなのですね。
といっても延々始まらなかったら困るので、仕切り直しの時間は幕内は4分、十両で3分、幕下以下は2分以内と決まっている。
その2:相撲で取り組みの前に塩を撒くのは、土俵を清めるため。
怪我をしないよう安全を祈る意味もある。撒く量は人それぞれ。 使われる塩の量は1日45kg、ひと場所(15日間)で約650kgにもなる!! すんごい量!
その3:階級差が激しい!しかも細かい!
相撲の世界は階級制。十両以上の関取は70名ほど(定員制がある)だが、その下の幕下に650名以上の力士養成員がいる。
力士養成員の間は基本無給(場所ごとに手当が出る)。十両になると、いきなり月給110万円など大きく変わる!
十両になるかならないかで雲泥の差…!
その4:勝敗の審判は行司さんだけで決めるわけではない
勝敗の判定はまず行司さんがするけど、同時じゃない?とか微妙なときは、5人いる審判委員が「物言い」をし、協議に入る(昨日は十両最後の取り組みで、ふたり土俵から落ちたのが同時と協議され取り直しに)
なお、審判委員さんは引退した元力士の皆様で、必ず黒紋付袴の白足袋。
その5:体格・体重別の階級分けがない
他の多くの格闘技と違って、相撲のおもしろさは体格や体重による階級分けがなく、体格差があっても取り組むこと。
もちろん大きい方が有利になることが多いけど、小柄でも勝てる可能性があるのが相撲のおもしろさ。
お客さんも小柄な力士への応援がやさしい^ ^
その6:幕内の好きな取組に「懸賞」をかけることができる。
いわゆるスポンサー広告!
1本、7万円。出す場合は1日1本以上、1場所15本以上から。出すとチラシにキャッチコピーが入り、取組の前にアナウンスが入り、企業名が入った懸賞旗を持った呼出さんが土俵を一周する。スタジアムの壁に企業名が貼ってあるより私は好き♪
この日は最後の結びの一番に、37本もの懸賞がかかりました!なかなかの広告収入だ〜
その7:今も残るお茶屋制度!!!
帰りの出口にずらりと、相撲茶屋の小屋が並んでいる!!お芝居等であった席を確保し接客をする江戸時代からの「茶屋」が今も相撲界では残っているのです…!
東京では20の茶屋が今もあり、枡席の8割は相撲茶屋の扱いになっているとのこと(wiki調べです)。
…江戸時代の慣習が一番残っている伝統芸能は相撲かもしれない。。
などなど。
そして、観客の皆さんも見ているとおもしろい。
推しの力士さんのお名前タオルを広げて振って応援するのが、お相撲応援の今の流儀!
我が母上は、今の最年長力士 39歳でがんばっている玉鷲さん推しだそうで、タオルを買ってきたら嬉しそうに振ってくれました^^
玉鷲さん、この日勝ち越しまして、うちのママはとっても喜んでおりました^^ 玉鷲さん、ありがとー!!!
TVで見ていたら気にせずスルーしていたことが、リアルの会場に来ると気になるものですねぇ。
お相撲は格闘技だけど、伝統芸能であり神事であり… うんちくがあれこれあっておもしろい!
おもしろいね〜お相撲。取組ひとつひとる、ハラハラドキドキで飽きることがなかったです。
とっても楽しい大相撲観戦になりました^^
そして、この日の私のコーディネートは、江戸っ子を気取って紫の鮫小紋。小物に白を多めにして正統派に。
帯は、母から譲り受けた(というか、勝手に借りている笑)小菊の名古屋帯。
この帯は、ベースは染め帯ですが刺繍いっぱいなのです^ ^
両親が新婚の頃、母が父に買ってもらったという思い出のある帯。母も「あら、今日は御所車なのね」と喜んでくれました^^ 母にもまた着物を着せて、締めてあげたい帯です。
というわけで、今日は大相撲体験レポでした^^
それではまた!
和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子