こんにちは。上杉惠理子です。
この記事を書いているのは2023年12月26日。いよいよ年末です。
年末といえば
音楽ならヴェートーベンの第九「歓喜の歌」
落語なら「芝浜」
そして…
バレエなら「くるみ割り人形」!
渋谷にある新国立劇場で12月22日から、年明けて1月8日まで上演されていて、クリスマスの昨日観に行ってきました!
新国立劇場バレエ団
くるみ割り人形
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/nutcracker/
チャイコフスキーが作曲したバレエ作品「くるみ割り人形」
クリスマス・イヴにくるみ割り人形を贈られた少女クララが、人形と共に夢の世界を旅するという物語で、初演は1892年!以来、100年以上、冬の風物詩として世界各地で上演されている作品です。
私の父はクラシック音楽ファンで、オーディオマニアでしたから、「くるみ割り人形」の「花のワルツ」など数曲は子どもの頃から聴いていて大好きでした^^
最近「くるみ割り人形」の曲がゲーム音楽になりました??それもあって、若い世代にもじわじわ人気だとか。
ただ、私、、
バレエ作品は寝ちゃうのよ、、
バレエは全ての踊りの基礎でもあるので、ダンスにハマった高校時代にがっつりバレエ教室に通っていたんですけど(トゥシューズも履いたことあるんですよ!^^)、観劇になるとどうも、、
ミュージカルと違って踊りのバリエーションも広くないし、もちろん歌もないし。
バレエは寝ちゃうと、ずっと遠慮してきたのですが。。
パートナーがこの作品が大好きで、毎年この新国立劇場の「くるみ割り人形」を観に行っている人。
「すっごくおもしろいんだよ!楽しんだよ〜〜〜」
とのこと。
クリスマスプレゼントに、25日昼の回を私のチケットもとってくれて、一緒に行ってきました^^
着物はクリスマスオーナメントに合うよう、赤が効いた紅型小紋に、ブルーグリーンの帯。
写真だと見えないのですが、、帯揚げも赤が効いてて可愛いんですよ♪手持ちのものをかき集めて、なんとなくクリスマスコーデにして行ってきました^^
さて「くるみ割り人形」を観てみた感想は…
おもしろかった!!!
これなら寝ない!笑
舞台上のクリスマスツリーが動いたり、大砲がボンって鳴ったり、気球が飛んだり!
最近、小劇場演劇を見ることが多かったので、大掛かりな舞台セットを使う新国立劇場・大劇場に圧倒されました^^
ねずみの王様とか、個性的なキャラが多いので、バレエなのだけど踊りもバリエーションがあって飽きなかったな〜〜
何よりも二幕後半にある、私の好きな曲「花のワルツ」
男女のダンサー12組が踊る群舞なのですが、、すごかった、、、
全員が同じ動きをするところは、一糸乱れず。少しずつ動きをずらしていくところは、ほんと流れるよう。
男性が女性を持ち上げるリフトは、なんであんなに軽々できるんでしょうか??
そして、踊りをやっていた者としては、フォーメーション(ダンサーの立ち位置)の複雑で美しい変化にも息をのみました、、
半歩でも間違えたら台無し!!すごいなぁ、、
花が開く瞬間にはグッときたなぁ〜
フルオーケストラの音に包まれて観た本格バレエ。
何度もアンコールがあって、手が痛くなるほどでした^^
30分の休憩には、ホワイエで泡ワインもいただきました❤︎ めっちゃクリスマスしてるわー笑
「くるみ割り人形」は子どもダンサーがたくさん出演していることもあり、お客さんには子どもたちが多いのも印象的でした。休憩中にロビーで思わず踊っちゃう子もいて、あたたかな気持ちになりました。
みんなバレエをやっているのかなぁ^^
こうして劇場に来ると、なんだかんだで日本は平和だと思うし、この平和がかけがえのないものに感じます。
踊り、音楽、美術、工芸… 芸術を生み出したい人が、芸術を生み出すことに人生を注げる世界であるべきだと思う。
また、芸術は生み出す人とそれを受け取る観客がいて完成するものだと、劇場に来ると痛感します。
この「くるみ割り人形」が私の2023年最後の観劇になりましたが、来年もできる限り劇場に足を運んで、芸術が生まれる一助になりたい。
そんなことを思っています^^
和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子