きものを着こなす

ホストクラブで落語を聴く

こんにちは。上杉惠理子です。

先週のことなのですが、人生で初めて歌舞伎町のホストクラブに行ってきました…!!

いやぁ、、ドキドキしました!!一緒に行ってくれた、まりりんに感謝!

ほんとにホストさんと飲んだわけではなく…というかそのホストクラブ内では一滴もお酒は出ず笑

というのは、ホストクラブを会場にした落語会だったのです。

笑福亭羽光・茶光 × 新宿歌舞伎町春画展
「春の噺 ― 落語でつむぐ『わ』のひととき」

https://www.smappa.net/shunga/event/250826.html

会場住所を頼りに行きまして…

「本当に入って良いんだろうか?」

「落語会と言いつつ、その後ホストさんに囲まれて課金したらどうしよう」

とかまぁちょっとドキドキしながら入りまして、ミラーボールが周り、いつになく豪華な高座でした。それ以外はお酒も出ず笑、「この後どうですか?」とも言われず、落語を純粋に楽しんできました^^ 

なんで歌舞伎町のホストクラブで落語かというと、ただいま9月30日まで、新宿歌舞伎町では浮世絵の春画展が開催されています。

歌舞伎町で、江戸の笑いと色気が目を覚ます
新宿歌舞伎町春画展 文化でつむぐ「わ」のひととき。
2025年7月26日(土)~9月30日(火)
https://www.smappa.net/shunga

ご存知でした??歌舞伎町に能舞台があるんですよ!

そこにずらりと江戸時代の春画。状態も良い作品ばかりで感激でした!

「春画」ってなに?と思った方はじっくり調べていただきたいのですが、性交渉や性風俗をテーマに描いた浮世絵です。

今のポルノとかAVなどと違って、同じ作品を男女問わず見るし、みんなで輪になって笑い合って見るものだったそう。

喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳など、大河ドラマにも出てくる絵師たちにとっても、春画は大切な表現の場で、存分に自身の技術や感性を発揮したと言われています。

私が伺った落語会は、この春画展の関連イベントとしての落語会でした。

しかも出演されたのが、笑福亭羽光師匠。

ここ数年、よく聞きに行ってまして、一緒に飲んだり、主催もさせていただいた方。骨太の古典落語から、SFやエロなど創作落語まで幅広い実力派で、なんてぴったり♪と聞きに行ったのでした。

春画展がつなぐ、ホストクラブと落語。

「なぜホストクラブで落語をするのか」

「なぜ歌舞伎町で春画展なのか」

ストーリーがしっかりしているのがすごいと思ったんですよね。

ただ意外な組み合わせをしただけじゃダメだな、なぜそれをやるのかストーリーが必要なんだよなぁと思いました。

そして、このとき羽光師匠と弟弟子 茶光さんが高座にかけたお話は、こういう場だからできるもの。

通常の寄席ではNGだし(無理にやったら出禁になる)、お客様もドン引きして落語が嫌いになりかねない。

なのでなかなか聞けないネタを聞けて、落語ファンの私は大満足でした笑

場所を変えて、この場だからできることってあるよねぇ。

いつもやっているセミナーだって、場所を変えたらおもしろくなったり、いつもと違う人に会えたりしますよね♪

でも意外なだけでは惹きつけない。ストーリーが大事!と思った素敵なイベントでした^^

主催くださった皆様に感謝です❤︎ ありがとうございました!

上杉惠理子