こんにちは。上杉惠理子です。
今日の夕方、久しぶりにパレスチナ刺繍帯プロジェクトさんの展示会に行ってきました。
パレスチナの伝統刺繍を施した布を、着物の帯にして販売することで、
✔︎ パレスチナ文化の継承
✔︎ 難民キャンプで暮らす女性たちの経済支援
✔︎ パレスチナと日本の架け橋となる文化交流
を続けていらっしゃいます。
私がパレスチナ刺繍帯と出会ったのは昨年2024年のこと。
▼その時に書いた記事がこちら▼
シリア産のモレア加工が入った木綿布に、「糸杉と山」という文様が入った帯を選びまして。いろいろな着物に合わせて愛用しています♪

そして今年の5月にはチャリティイベントで、このパレスチナ刺繍帯を締めてショーモデルの一人として歩かせていただきました。

▼ショーの後に書いた記事がこちら▼
パレスチナ刺繍帯は店舗やオンラインショップがなく、ギャラリーを借りての展示会やイベント出展で販売されています。
今日から東京の代々木上原で展示会をされていて、短い時間でしたがお邪魔してきました。

パレスチナ刺繍帯•民族衣装展
日時:2025年10月24日(金)―10月26日(日) 12:00-19:00 ※最終日12:00-17:00
会場:Hakoギャラリー 東京都渋谷区西原3-1-4(代々木上原駅東口徒歩1分)
今日はこちらでひとつ、着物アイテムを購入してきました♪

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これは、パレスチナのもう一つの伝統工芸品 ベツレヘムパール Mother of Pearl の帯留。デザインは「百合」です。ブローチではなく、ちゃんと帯留金具がついているのが着物Loversには嬉しい^^
デザインもいろいろあって迷いました。

パレスチナ刺繍帯プロジェクトの山本真希さんに、柄の意味など教えていただきながら選びました。
刺繍は女性の仕事ですが、ベツレヘムパールの加工は男性のお仕事だそうです。糸のこぎりを使って、細かな穴を開ける透かし模様が特徴。
15世紀から父から息子へと受け継がれてきた手仕事で、ベツレヘムを訪れる巡礼者にとって記念のお品だったそうです。
世界には、いろいろな手仕事があること
パレスチナのように戦争下で厳しい状況でも、その手仕事を繋いでいる人がいること
…などを感じつつ、それを着物で身にまとえる幸せと、人間の「責任」のようなものを感じています。
パレスチナ刺繍帯プロジェクトを手がける山本真希さんのお仕事は、ちょうどこちらの記事で紹介されています。
▼▼
パレスチナ刺繡×着物帯
対等なビジネスで「戦争だけじゃない、素敵な一面広めたい」
https://globe.asahi.com/article/16015699
山本さんのお話はいつも、ビジネスの目的をすごく考えさせられます。ぜひ読まれてみてください。
パレスチナ刺繍帯プロジェクトさんは、11月1日〜2日に開催される着物イベント「きものサローネ」にも出展されます。「きものサローネ」に行く予定の方はぜひ、パレスチナ刺繍帯も見てきてください^^
和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子