きものを着こなす

6ヶ月待ちの草履/関づかの草履ができました

こんにちは。上杉惠理子です。

2024年5月のゴールデンウィーク。こんな混んでいるときにわざわざ銀座に行ってきました。その目的のひとつが、草履の受け取り♪

オーダーしてから6ヶ月、いや?7ヶ月?

作ってくださったのは京都に山の方に工房を持つ、履物 関づかさん。

いつもお世話になっている着物専門店 銀座もとじさんのイチオシ履物職人さん。もとじさんに「とにかく関塚さんに会いにきて!」とおすすめいただき、関塚さんのお話を伺ったらあっけなく欲しくなりました爆

関塚さんと出会いオーダーした10月のお話はこちら

草履の美しさとは?/履物 関づか展にて こんにちは。上杉惠理子です。 2023年10月6日金曜日、いつもお世話になっている着物専門店 銀座もとじさんに行ってきました。 ...


着物のお仕立ても、色染め替えても、1〜2ヶ月でできるのに… 草履6ヶ月待ち!!

オーダー時に色や素材の見本帳やサンプルを見て頼み、足も左右しっかり採寸してくださり、ゼロからその人の一足を作っていくスタイル。

出来上がるには春かぁ〜長いなぁ〜〜と、笑いながらお願いした一足。

3月末には一度、関塚さんと鼻緒の締め具合を確認し、また京都に戻って底を貼っていただき、本日ついに受け取り!!

こうした待つ時間も、現代では貴重ですね^^

そうしてできあがった草履がこちら!!

メインの台に貼ったのは、東レが50年以上研究開発を続けているウルトラスウェードのイタリアンレッド。

ウルトラスウェードは起毛のある人工皮革で、軽くて優しい手触りですが、雨に降られてもメンテナンスが簡単♪という素材。洋服や車の座席シートなどに使われているそうですが、草履では珍しい。

生成りレザーの鼻緒の裏側も、台と同じウルトラスウェードのイタリアンレッドにしたので、横から見るとチラリと赤が見えるのもこだわりました♪

底はビブラムソールの白。

ビブラムソールは登山靴の底として開発されたそうで、丈夫で滑りにくいのが特徴。かなり床をグリップしてくれるので、歩きやすそうです^^

私が何よりも楽しみなのが、このコの鼻緒の芯が

↑3月末のサイズ確認のときの写真。

鼻緒の芯縄は、鼻緒を台につなげる大事な役目をするもの。今はほとんど化学繊維が使われていますが、昔は大麻でした。ナイロンは切れることがないけれど、履いているうちに伸びてゆるんでいく。価格はもちろんナイロンの方が安い。

大麻の芯縄は湿気でカビたり負荷がかかりすぎると切れることがありますが、一度締めればゆるむことがないそうです。

化学繊維に押され、大麻の芯縄をつくっていた最後のメーカーさんも生産中止になり、大麻の鼻緒は入手できなくなったそう。

無事に作っていただけるようになり、「こんな細いものを締めるのは初めて」と職人さんに言われたそうです。

「鼻緒は履いているうちにゆるむもの、ゆるんだら調整するもの」が日常の私にとって、ゆるまない大麻の鼻緒は憧れ…❤︎

というか、この時代に生きていて、大麻の鼻緒を履ける日が来るとは思わなかった!!!

このあたりにも関塚さんならではの「美しい草履」のこだわりがあるようです^^ 

関塚さん、この度は素敵な草履を作ってくださりありがとうございました!

↑3月末のサイズ確認のときの一枚^^ 

おしゃれは足元から、と言われますが、この一足で着物全体のコーディネートが変わる!この草履に手持ちの着物を合わせながら、その変化を楽しみたいと思います^^ 

和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子