こんにちは!
上杉 恵理子です。
今年の夏こそ
浴衣をたくさん着たい!
と思っている方へ
【浴衣のキホン】を連載でお届けしています。
▼前回の記事はこちらから♪
さて今日のテーマはこちら!
プレタとお仕立て
何がどう、どれくらい違うの?
浴衣を買うとき
もう浴衣のカタチにお仕立て済みになっている
プレタ浴衣を買うか
反物(たんもの)を選んで
お仕立てするか
2つの選択肢があります。
浴衣は5月GW開け頃から
百貨店や着物専門店出始めますが
既製品で最初に出るのは
Mサイズで
あとからSとLが出てきます。
圧倒的に数が多いのはMサイズ。
サイズが合っているかどうか
まずチェックして欲しいポイントは
✔ 身丈
✔ 見頃の幅
✔ 裄(ゆきと読みます)
の3点。
身丈は
浴衣の肩のラインから裾までの長さ。
身長からプラスマイナス5cm
の範囲であればなんとかなります。
上前見頃は
特に ぽっちゃり体型の方は
ちゃんと体に巻く分の幅があるか
を要チェックです。
裄は袖の長さを決めるもの。
背中心から袖までの長さです。
羽織ってみて腕を斜め45度に伸ばして
袖が手のくるぶしにかかるかどうか
が一つの目安です。
小柄な方は
身丈が長くても おはしょり部分で
お腹にたくしあげればなんとかなりますが、
裄が長くてモッタリした印象になることがあります。
私は、すっきり見える裄短めが好き♪
背が高い方
細めの方
ぽっちゃりな方は
既製品のサイズが合うのか
チェックが必要です。
既製品でサイズが合わないと
着るのもストレスになり
着姿も理想通りにならない
ということになってしまうので
お仕立て、
という選択肢もあります。
お仕立ては
身体に合わせたサイズで
作ってくれるので
着付けが楽!!
着付けが楽だと
何度も着たくなります^^
お仕立てにすると
細かい点もサイズ指定ができます。
例えば…
背が高い人は、褄下(つました)を
自分の足の長さに合わせて
長めに取ることも大事。
衣紋を多めに抜きたい人は
繰越(くりこし)を1寸と多めに取ると
着るときに衣紋が抜きやすくなります。
自分のマイサイズの見つけ方は
一番着やすいきものや浴衣を持って行って
そのサイズをしっかり測ってから
「ここを長くしたい/短くしたい」と
調整するのがオススメです。
私が主宰する和装塾では
自分でサイズをしっかり測ってみる
というレッスンもやっています^^
お仕立てで
気になるのはお値段でしょうか。
お仕立ては高いイメージがありますが
木綿の浴衣のお仕立て代は
12000円〜20000円程度です。
これに
・水通し
(水にくぐらせ、糊を落とし
縮ませることでそれ位上縮みにくくする)
・居敷当てをつける
(お尻の部分に裏から当て布をして補強し
透け防止にもなる)
・色止め
(濃い色の浴衣は染料が落ちないようにする)
のお代が追加になることがあるので
最終の金額を必ず確認してくださいね。
そして、
お仕立てにかかる期間は
通常1か月程度
なので、お仕立ても考えたい方は
5月中にまずチェックするのが
おすすめです^_-☆
きもの やまと系列の NADESHIKOなど
きもの専門店では
同じデザインでプレタの仕立て上りのものと
反物のままのものと両方置いていることがあります。
しかも、どちらもお値段が
3万円前後と変わらないのです…!!
このような場合は
ぜひとも反物で選んでいただきたいなと思います^^
お仕立て、
つまり世界にたった一つの
オーダーメイドの浴衣。
着心地も愛着も特別♪
ぜひお仕立てもチャレンジされてみてくださいね!
次回はこちらの記事をお届けします♪
和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子
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