きものを着こなす

「七五三、私は黒スーツでいいか」と思ったお母さんへ

 

 

こんにちは!
上杉惠理子です。

 

 

昨日は私の
小学生時代からの友人宅へ

特別コンサルに行ってきました。

 

彼女は二人の男の子のお母さんで
昼間はフルタイムで働いています。
上の男の子がちょうど今年
5歳の七五三で、

「きものを着たいんだけど…」

と数週間前に相談をもらったんです。

 

 

小学校1年生の時から仲良しで
毎日のようにお互いの家に
遊びに行っていた仲。

 

…ということは知り合って
30年!!

 

いやぁすごいですよね笑

 

 

小学校時代にしょっちゅう行っていた
彼女のご実家に
数十年ぶりに行ってきまして、
相変わらずキュートで美人な
彼女のお母さん(60代)にもお会いしました^^

 

 

で、2階の和室で
お持ちのきものと帯を
ずらりと見せていただきました。

 

 

私の友人(同い年なので38歳)の
お母さん方のおばあちゃんが、
彼女のお母さんのお嫁入りのときに
そろえたという付け下げ、色無地、小紋、袋帯…

おばあちゃんが
たまに着ていた紬、名古屋帯…

と、一通りずらり。

 

 

 

お母さんはお嫁入りしたときに
その付け下げを着て
旦那さまの実家のご近所を
ご挨拶に回ったそうですよ。

 

とはいえ、お母さんは
「私、きもののこと
 全然わからなくてーーー!」
とのことで、連絡をもらったのでした。

 

 

昨日やったことは

 

・全てのきものと帯を広げて
 汚れや破れなどがないか状態チェック

 

・来週の七五三当日に着る
 きもの、帯、帯締め・帯揚げの
 コーディネートを決定

 

 

・腰紐、伊達締め、コーリンベルト、
 帯枕、足袋、草履…
 着るために必要なものがあるか、
 使える状態にあるか確認
 (今回はコーリンベルトが
  あるけど古くて使えない状態だったので
  買い替え決定)

・長襦袢の半衿が汚れていたので
 外してキレイなものに付け替え
(半衿付けレッスンをその場で実施)

 

・付け下げにつける伊達衿を
 軽く縫ってつけておく

 

・きもののたたみ方練習
(彼女は大学時代に写真館のバイトで
 振袖をたたんでいたので
 復習くらいでした^^)

ざっとここまで2時間半。

 

 

 

あとは来週21日の当日までに…

・半衿つけの続き(彼女)

・帯枕のカバーを変える(彼女)

・きものスリップと足袋を洗っておく(彼女)

・行方不明中の草履を探す(彼女)

・コーリンベルトを買っておく(私)

・帯揚げと帯締めを見繕っておく(私)

…と準備するものを確認♪

 

 

ここまで準備ができていれば
来週の着付けは30分あれば
終わりそうです^^

 

 

これ、着付けの朝にやろうとしたら
とんでもなく大変なんですね。
いやはや、よかったよかった^^

 

 

ここまでできていれば
この後、別の機会に着ようと思ったときも
準備が楽ちんです♪

 

 

昨日はそのお祝いされる
5歳の長男くんも一緒にいまして

「Sちゃんのお祝いのために
 こうやってえりちゃんも来て
 準備してくれてるんだよー」
と言われて

「え〜〜〜?」
と彼はもじもじ喜んでました笑

 

 

 

今回、彼女は何を着ようかまよったそうですが
きもの着ようかなどうしようかなと
長男くんに言ったら
「着て着て〜〜〜
 お母さん今もかわいいのに
 もっとかわいくなるー♪」
と言ってくれたそうで笑
それも彼女の背中を押したそうです。

 

 

七五三の由来は
平安時代と言われます。

 

当時は赤ちゃんが生まれても
ちゃんと成長できるとは限らず
乳幼児死亡率は今の日本より
はるかに高かった。

だから7歳までは「神の子」とされ
人間として一人前と敢えて考えず
七五三で成長を祝ったそうです。

 

大事な息子くんの
一生もののお祝いの日。

お母さんである彼女も
ここまで育ててきた証の日。

ご家族みんなのお祝いの日。

 

 

その日に母である彼女が
自分のおばあちゃんが
そろえてくれた
というきものを着る、

決して簡単には
買えなかったもののはず。
がんばってそろえたんだよねきっと。

きっと喜んでくれるよね。

 

大事な友人のお祝いの日を
こうして手伝えるなんて
私、きものの仕事をしていて
本当によかったと思いました。

 

 

七五三、主役は子どもだから
私は黒スーツでいいわ
と思っている方、
このブログ読者さんにも
いらっしゃいませんか?

 

 

ちょっとまったーーーー!!笑

 

まずはこの電子書籍で
きもので七五三を迎える
第一歩を踏み出してくださいね!!

応援しています!!!

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和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰  上杉 惠理子