きものが「タンスの肥やし」になっている

40年前の写真付/お祝いの席を彩る訪問着

こんにちは!上杉惠理子です。

結婚式やお祝いの席など、フォーマルな場で重宝している着物があります。

それがこちら。光の当て方で色味がだいぶ変わりますが、鮮やかな山吹色の訪問着です。

柄は葉っぱにお花に竹…かなぁ?
そしてところどころ
葉っぱやお花を金の刺繍で
キラキラ縁取りをしています。

動画の中でもお話したのですが、なぜこのコーデを着たくなったかというと、こちらの写真を見つけたからなのです^^ 

22〜23歳頃の私の母〜❤︎

この山吹色の訪問着は、40数年前、和裁士をしていた母が 自分で仕立てた訪問着なのです。

訪問着を自分で全部仕立てたのは、これが初めてだったそう^^

写真は母がお友達の結婚式に出席したときのもの。総絞りの帯揚げ、袋帯は飾り結びで、髪型もばっちりセットして。

かわいい〜〜〜*^^*

ざっと40年以上前のものですが、昔のきものは質が良いと言われるその通りで、色鮮やかに生地もしっかりしていて、金の刺繍に綻びひとつありません。

ほんっときものってすごいなぁ…きものって長生きだなぁ…とため息が出ます。

お花よりも葉っぱの印象が強く、竹の直線も効いていて可愛い印象になりすぎないため今もコーディネートしやすい訪問着です^^

この袋帯も40年前のまま。
シルバーの地に熨斗のイメージでしょうか。曲線のラインが数色入っている。

同じきもの・帯ですが帯揚げと帯締めを変えると本当にガラリと変わりますね。

また、私は半衿を真っ白ではなく、ほんのりクリーム色にして衿が白浮きしないようにしています。

とはいえこの訪問着はザ・お祝い用。

私もこれまでに着たのは
・友人の結婚式
・和創塾の新年ランチパーティ
・某ホテル宴会場で開催された某法人さんの周年パーティ

…と10回もありません。

なかなか登場シーンが少ないのですが、特別なお招きをいただいたときなどいざというときにとても心強い一枚。

そして、40数年前に母の手で仕立てたまま、母のぬくもりが残るお守りのような一枚です^^ 

みなさまのタンスの中にも素晴らしいお守りになる きものや帯がきっとあるはず。ぜひお時間を見つけてまずはタンスの外に出してあげてください^^ 

きものたちもきっと喜んでくれます❤︎

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子