まずはコレだけ!きものの基本

浴衣から、ファーストきものへ!さて何を買い足せばいい?

こんにちは!上杉惠理子です。

今日はメルマガ読者さんから頂いたこちらのご質問にお答えします。

読者さん

上杉さんのメルマガを拝読していて、「すてき~着物着てみたいなぁ」と思いますが、そもそも浴衣しか手元にないので買うところからです。

浴衣セットしか持っていないところからスタートするとしたら、上から下まで何が必要で、それは中古で一揃え、およそおいくらくらいで買えるものでしょう?

「浴衣からきものへ、何から始めるのが良いでしょうか?」

という、きものデビューしたい方からのご質問は複数名からいただきました!ありがとうございます〜〜^^ 

浴衣から、きものデビュー!さて何が要る?? 

浴衣を一式お持ちであるということなので、最低限、必要なものは…

  • きもの
  • 長襦袢
  • 足袋
  • えり芯
  • 伊達締め(2本欲しい)

これくらいですね^^

あれ?帯と履き物は?と思った方、スルドイ!!素晴らしい!!

きものでもまずは、浴衣の半幅帯を使えばOK♪

半幅帯=浴衣> のイメージが強いかと思いますが、夏専用の半幅帯は夏の麻素材であるとか、金魚とか夏の柄であるもの。

ポリエステルや木綿の半幅帯で、無地や季節問わない柄であれば、半幅帯も一年中締めることができます。

また、履き物も、<下駄=浴衣>のイメージが強いかと思いますが、

下駄も足袋を履いて、カジュアルきものに合わせて一年中履くことができます。

なので、浴衣なら一式持っている方がきものデビューするために最低限買い足して欲しいものはこちら!

  • きもの 
  • きものの中に着る、長襦袢  →既製品で4000円〜
  • 長襦袢の衿に入れる、衿芯 → 300円ほど
  • 長襦袢の上に締める、伊達締め → 1000〜2000円ほど
  • 足袋  → 800円ほど

となります^^ 

きものデビューに必要な小物などは、こちらの無料電子書籍にひとまとめにしているのでよかったらお読みになってください♪

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ファーストきもの選びの3つのポイント

さて、それでは肝心カナメの きもののこと。

ファーストきものの選び方

についてお話していきます。

ファーストきものを選ぶお買い物同行コンサルを、私がさせていただくときに大事にしていることは3つあります。

1. ご希望のきものライフに合わせた 格のきものを選ぶこと

2. 帯合わせがしやすい色柄で、 ご本人のテンションが上がること

3. 予算に無理がなく 値札以上の価値を感じられるものであること 

順番にお話していきますね!!

① 自分のライフスタイルにあった「格」を選ぶ

どんなシーンで、きものを着たいかで、どのあたりの格のきものを選ぶかが決まってきます。

洋服だったら…ジーンズにするのか、ワンピースにするのか、フォーマルスーツにするのか、ということですね♪

おうちで気軽に着たい、ということであればジーンズ感覚なもの。昔から労働着であった紬がおすすめ。

絹の紬を新品で仕立てる数十万円するところ、リサイクルなら5000円程度から見つけられます。

もっと気軽に、デニムや木綿のきものも良いですよね^^ デニムきものなら、新品で1万円ほどから、という感じでしょうか。

▼お家きものの選び方のこちらの記事もご参考に^^

お家きものの選び方 〜在宅ワークの方こそ、きもの♪〜 こんにちは。上杉惠理子です。 新型コロナウィルスの感染防止のため、ステイホームとなった2020年5月。メルマガ読者さんからこんな...

ただ、よーくお話を聞いてみたら、よくお食事会や勉強会などイベントごとにも参加されているアクティブな方だったりします。

だったら、人に会うシーンで素敵に着こなせるワンピース感覚の小紋も良いのではと提案します。

小紋は全体に柄が入っているきもののこと。

小紋は鮮やかな色柄があってとても楽しい^^ ちょっとお出かけのワンピース感覚で着られますし、半幅帯に合わせるもできます。

②  着回しができて自分のテンション上がる一枚を選ぶ!

最初は浴衣の半幅帯を締めてまずは きものデビューできることが一歩目ですが、その一歩目は想像以上にカンタンです^^ ほんとです^^

すぐに、もっと別の帯を合わせてみたいとか、もっと着るシーンを増やしたいとか、みなさん思うようになります。

そのときにきものが一枚しかなくても、1枚で50パターンとか着まわせて「きものってこんなに着回しが効くんだ!!!」と体感して欲しいと思うのです。

なので、

帯合わせしやすい色柄のきものを最初に選んでおく。

具体的には

・淡い色目のきもの
・小さい柄、抽象的な柄、無地部分の多いきもの

こういったきものは、帯合わせがとってもカンタンです。

そして大事なことが、ご本人のテンションが上がること。

お買い物コンサルでいくつかお店を回って試着していくとお顔がパッと変わる瞬間があります。

紬、小紋、といってもいろんな色柄があるわけですが、お似合いになってしっくりくる一枚に出会うとご本人の気持ちや雰囲気がグッと上がる。

きものと共にあるこれから何十年もの未来が、ぱっと扉が開く。

うまく言葉にならないんですけど、そういう一枚と出会って欲しいなと思いながら、私はファーストきもの選びのお手伝いをしています^^

③ 値札の100倍の価値を感じるものを選ぶ

ファーストきものは、特に長身の方でなければリサイクルで十分見つかるはずです。

私のコンサルでは、浅草のリサイクルきもの店を3〜4店ほど周るとだいたいピンとくるものが見つかります。

きもののリサイクルはとてもお手頃です。

軒先には3000円〜5000円で正絹(絹100%)のきものが並びます。 安いものは1000円とか。1万円出したらかなり良いものが選べます。

だけど

その値札の10倍、いや100倍の価値を感じられたものを選んでほしいのです。

3000円と札がかかっていたら、この元値は30万円だったのではと。

どれくらい手間をかけて作られたものなのかと。

きもの一反に使われるお蚕さんの繭の数は約3000頭分。ということは、このきもの一枚は天の虫、お蚕さん3000頭分の命でできているのかと。

私はこのきものを自分自身の手で、たった3000円でうみだせるだろうか?と。

そのため、私のファーストきもの選びのお買い物コンサルは「これは**織でこうしてあーして」「この柄はねこんな意味があって」と、やたらしゃべります笑

なぜこんなにリサイクルきものが安いのかというと、その前段階、買取価格がものすごく安いからです。

私がこれまでいろいろ見聞きして感じている買取価格は1〜2回着た新品同然の袷の絹の小紋でも200円くらいでしょうか。現金で500円ついたらとても高い方だと思っています。

お金で測ると、タンスに眠るきものたちは本当に価値が低い。

確かに、需要以上に余っていれば価格が下がるのは、経済的には当たり前のこと。

ですが、価格の価値 =商品のそのものの価値とは限らない。

価格以上の価値を感じられるかどうかは、自分の想像力次第なんだと、私はきものに教えてもらいました。

箱入り娘のように汚さぬよう破かぬよう、大事に大事に扱う必要は全くないのですが、値札には表現されない価値を感じられたものを選んでほしい。

この値段で、私の手元にきてくれてありがとうと思えるものを選んでほしい。

ファーストきものでこうした出会いをすると、その後のきものと在る日々がものすごく豊かになります。

「着なくなっちゃった」をかなりの確率で回避できます。

そうして大事にきものを着る方には、きものが集まってきます。

そして、きものだけでなく全てのことに値札以上の価値を受け取れるようになります。

ファーストきもの探しは人生そのものを豊かにする大きなキッカケになる可能性があると、ぜひお伝えしたいと思っています。

Nさん、ご質問をありがとうございました!!
浴衣からきものへ思っている以上に簡単な一歩ですから。ぜひチャレンジされてくださいね!! 

▼ファーストきものを一緒に探す1DAYコンサルはこちら

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〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子


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