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袋帯のお仕立てのこだわりポイントは?

こんにちは!
上杉惠理子です。

 


以前、こちらのブログで
「名古屋帯の仕立てかた」
というお話をお届けしました。 

名古屋帯の仕立て方 〜マニアックでごめんね!〜

 

 

マニアックな話だったのですが
意外と好評で、
読者さんにお会いすると
好きだった記事として挙げていただける記事になりました^^

 

今回は袋帯の仕立てポイントを
お届けしたいと思います。

 

というのは最近、袋帯を仕立てまして。

袋帯なら開き仕立てだし、
これは柄もシンプルだし、
そんなに考えること少ないよなー

…と気楽に考えていました。

 

ですが!!

 

袋帯も 意外と
考えるポイントがありました!!

 

この記事では
シンプルな柄の袋帯の
お仕立てポイントをまとめてみました。

 

 

まずはしっかり、長さを指定!

 

袋帯をお仕立てするとき
着る人が選べるポイントが
いくつかあります

 

ひとつめが、長さ。

 

袋帯は一般的に
長さが420cm以上あります。

 

 

飾り結びにするなら
450cm程度ともっと長くなりますし、
もちろん胴回りの体型によっても
ベストな長さは変わります。

 

今回、仕立て前に
帯地を測ってみたら
なんと!!500cmもあった!!!

 

長っ!!

 

このまま500cmで仕立てたら
締めるのがものすごく大変なので

何センチにするか
を決めることになります。

 

 

お仕立ては
オーダーメイド。

 

 

せっかくお仕立てするなら
サイズにはとことんこだわる!!
これが和創塾で私がお伝えする
お買い物の流儀のひとつ♪

 

 

帯の長さも
どんな締め方をするか
どれくらいの強さで締めるか
胴回りのサイズだけ測っても
一般論では決まりません。

 

 

なので
一番確実なのは
いつも締めている帯の長さを
基準にすることです。

 

 

私も自宅に戻り
いつも二重太鼓に締めている
祖母譲りの袋帯の長さを測りまして

 

少し胴回りが増えたら…(!)と
ちょっと余裕を入れて…

11尺3寸5分=431.299…cm
でお願いします、と決めました。

 

ハサミを入れたら
もう戻らないので

長さを指定するのは
ドキドキしますね〜!!

 

そのあとも
「本当にこの長さで
 大丈夫ですか??」
とお店から再度確認がきました^^

 

大丈夫です、お願いします
とちゃんと自分で決めて
オーダーしました。

 

仕立て上がって締めてみたら
ちょっと余裕がある長さで
ちょうど良く、一安心です^^

 

意外と悩ましかったタレ先のお話。

次に考えるのは
柄あわせのこと。

 

具体的な絵柄が描かれたものは
どこがお太鼓で、
どこが正面で、
どこがたれ先で…
と柄の配置をしっかり考えて
織られているので
それにあわせて仕立てればOK。

 

 

 

今回、私が仕立てた袋帯のように
どこが正面でもお太鼓でも同じな
シンプルな柄の場合

意外と悩んだのが
タレ先の柄の出し方でした。 

 

 

タレ先(たれさき)
というのは
背中にお太鼓結びしたときに
お太鼓の下に出る部分。

 

 

タレ先は
長すぎても短すぎても
バランスが悪いのですが
人さし指一本 出すのがちょうどいい。

 

タレ先はお尻を隠してくれる
とても大事な役目も持っています^^

 

 

正面やお太鼓の柄は
締める時に少し
ずらすこともできますが

タレ先だけは
仕立ててしまったら
もう変えることができません。

 

そのため今回、
お店の担当の方も
細かく聞いてくださいました。

 

 

ダイヤというか
縦楕円形の柄 全体が
タレ先に出る?


 

 

それとも
半分出るようにする? 

 

ちょっとずらす??

 

…どれでも良いといえば
良いんですけど笑

 

 

こんなふうに
どうでも良…じゃなかった笑、

些細な ちょっとしたところに
こだわれるのが
お仕立てのおもしろくて楽しいところ!

 

 

美は細部に宿る
とはまさにこのこと!?^^ 

 

 

少し悩んで
最後のパターンで決めました。

 

ダイヤというか縦楕円の柄が
タレ先にぽんっと見えて

さらに柄が続いていくことを
感じさせる出し方。

 

なにごとも
「続く」って価値だから(^_−)−☆

 

 

帯芯も自分で決められる。

 

袋帯はしっかり形を作るため
帯地の間に帯芯を入れます。

 

今回の帯のお仕立て代にも
帯芯代が入っていました。

 

ですが、今回
帯芯を入れないことにしました。

 

 

この袋帯を仕立てようと思ったのは
初夏・初秋の単(ひとえ)の時期にも
締められる袋帯を探していたから。

 

 

今、我が家のタンスにある袋帯は
母や祖母から譲られたもので
厚くて重くて、冬でも結構締めるのが大変で
とても単の時期に締める気にならない笑

 

 

とはいえ最近は単の時期でも
袋帯を二重太鼓に締めて行きたい
お祝いの席もあるので
単に合う、軽くて薄い袋帯を
探していたのでした。

 

 

この帯は博多織で
もともとかための帯地なので
帯芯がなくても
形が決まるだろうと予想。

 

 

帯芯は入れないでくださいねとオーダー。

 

 

お仕立てから上がってきて
実際に締めてみたら…

 

軽い!!

 

ほんっと軽い!!

 

嬉しい〜〜〜〜❤︎

 

めんどくさがりで
身体に楽なのがいちばん♪
と滅多に袋帯を締めない私が

この袋帯は嬉しくて
お祝いでなくても
なんでもない日にも締めたくなります^^ 

 

 

帯芯にも厚さ等いろいろあり
薄い帯芯を入れるという方法もあります。

 

職人さんでないと違いがわかりにくく
帯全体に芯を入れた状態を
想像するのはなかなか難しいのですが…

 

帯芯もひとつではなく選べるし、
帯地によっては帯芯を入れない
ということもできるんだと
アタマの片隅に入れておいてください^^ 

 

和装の醍醐味はお仕立て❤︎

 

お仕立ては
オーダーメイド。

 

知ってさえいれば
自分の体型やライフスタイルに合わせ
いろいろなことができます。

 

ちょっとめんどうでも
自分で選び仕立てた きものや帯は
本当に世界でひとつだけの
自分のものになります。

 

そうやって
大事に選び仕立てていただくことで
愛着が持てますし
その愛着は必ず着姿の美しさに現れると
私は思っています。

 

知らないからと
お店の人にお任せしちゃうなんて
ほんっともったいない!

 

今回、袋帯のお仕立ての
お話をしましたが…

 

これがきものや浴衣のお仕立てになると
こだわりポイントはもっともっとあります。

 

和創塾の講座でじっくりお話する
私の好きなコンテンツの一つ^^
もっとマニアックに学びたいなと思ったら
ぜひ和創塾のご案内をご覧になってみてくださいね^^

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主宰 上杉惠理子  

 

 

 

 

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