きものを着こなす

寄席のススメ/着物でのお出かけにぜひ。

こんにちは。上杉惠理子です。

暑くて暑くて…暑かった2023年の夏から、ほんっとに秋の空気が嬉しいですーーー!!!

そんな昨日9月25日、お世話になっている関西在住の先輩に「寄席に行きたい、連れてって」とリクエストいただき、新宿末広亭の夜席にご案内申し上げました^^

私の浴衣の着納めも兼ねまして^^ 

ほんっと今年はたくさん浴衣を着た〜〜〜!!

歌舞伎なども素敵ですが、寄席が良いのが

  • 当日券のみで、事前にチケット予約が要らない
  • 値段も大人3000円とまぁ手頃
  • ひとり持ち時間15分程度で、落語や講談や漫才や手品や…いろいろな演者さんが出てくるので飽きない
  • ほんっと気軽な場なので、夏は浴衣で良いし、草履でなくブーツを合わせたり洋服ミックスでも、何を着て行ってもほんっと大丈夫♪ 
  • 演者さんはお客さんをよーく見ていて、和装で行くと喜んでくれて、ちょいちょい絡んでくれる!

着物でお出かけしてよかったなぁ〜と感じる場所のひとつが寄席!

東京にはいくつか寄席があります。

基本毎日やっている寄席としては、新宿、池袋、上野、浅草の4つ。

それぞれ良さがありますが、新宿末廣亭は戦後すぐに建てられた木造の建物そのままで、昔ながらの趣があります。中央は椅子席ですが、左右両脇に畳の桟敷席もある。新宿区の文化財指定もされています。

コロナ禍で経営が大変で閉鎖になるかも、とクラウドファンディングをやったことも数度…

どうぞ皆様、末広亭へ。

夜席は16:30頃から出演者表にない、前座さんの開口一番の一席が始まります。

そこから休憩のお中入りを挟んで20:30終演。

長時間なので、途中から入るのもよし、途中で退席するのもOK(再入場は不可)

昨日の私たちは、前から2列目中央で、開口一番から4時間全部聴きました^^

▼昨日の最終的な出演者表

私も少しずつ寄席に通うようになり、知っている演者さんも増えました。

…と思っていたのですが、まだまだ全然!!

昨日出演された15名(15組)のうち、鯉八師匠と小痴楽師匠以外は全員初めてでした。おもしろくて素敵で頑張っておられる演者さんが、こんなにいらっしゃるんだなーとしみじみ。

昨日一番びっくり&おもしろかったのが、活弁の坂本 頼光(さかもと らいこう)さん

活弁ってご存知です?

昔の映画は、音のない無声映画で、活動写真と言われていました。

明治後期から大正、昭和の初めまで、日本の映画館ではこの音のない活動写真に、ライブでト書きやセリフを語り、生演奏をつけて上映していました。

その語り手が活動写真弁士、略して活弁とか弁士と呼ばれます。

活弁さんの存在は知っていたのですが、リアルで見るのは昨日が初めて!!

寄席の舞台にパッとスクリーンを立て、プロジェクタを置いて、白黒のアニメーションを上映。

映画に合わせて、楽しく語ってくださいました^^ 

プロフィールをチェックしたところ… もともと独学で弁士になられて、昨年2022年9月から瀧川鯉朝門下として落語芸術協会に入られたとのこと。

寄席で活弁も見れるなんて!!感動しちゃった!!!嬉しい!!

こうした新しい出会いも、寄席の楽しみです^^

末広亭の良いところもうひとつは、終わったら目の前に飲み屋さんが並んでいるところ笑(浅草も池袋もなのですが)

感想をシェアしながらすぐに飲めます笑

軒先の席で、秋風を感じながら飲む… 至福でございましたー^^ 

着物が着やすくなる季節がやってきます。ぜひお楽しみくださいね♪

和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子