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【6/19更新】ちくちくパックで 木綿きものを自分でお仕立て中♪

 

こんにちは。
上杉惠理子です。

 

2020年5月。
コロナさんによるステイホームの間に

はじめたことがあります。

 

 

それは…

 


自分で
きものを仕立てること!

 

 

ついに〜〜!

この記事では不定期で
私のちくちくレポートを更新していきます。

 

木綿きものだからこその、ちくちくパック

 

まず、ちくちくパックとは
何かというと、

このブログでも何度かご紹介した
木綿きものの専門店
染織こだまさんのオリジナルサービスです。

 

 

宮崎に本店がある 染織こだまさんは
Tシャツのようにお家で洗えて

普段着にぴったりの
木綿のきもの

日本で一番扱っているお店です。

 

 

通常のお仕立てを頼むと
1ヶ月程度で
地元・宮崎県の和裁士さんが
きれいに仕上げてくださるのですが、

 

ちくちくパックでお願いすると
サイズに合わせて印をつけ裁断し
あとは自分で縫うだけ!
という状態で送ってくださるのです^^ 

 

 

 

普段着の木綿だからこその
サービスですよね!!

 

 

私はステイホーム中にまず
立体刺繍にハマってしまいました^^

すぐにできないから楽しい! 〜立体刺繍にチャレンジ中です〜

自分の手を動かす楽しさに気づき
もっと何かを作ってみたいな
と思いまして。

 

せっかくなら
きものを縫ってみた方が
生徒さんのお仕立てやお直しの相談に
もっと細かくアドバイスできるように
なれるかも!!と思いまして。

 

何よりも
実際に縫ってみたら
きもののことをもっと
深く理解できるかなと思いまして。

 

 

「いつかやってみたいなぁ」
「素敵なサービスだなぁ」
と思っていた、ちくちくパックに

チャレンジすることにしました!!

 

準備)ちくちくパックが届くまで 

 

どれにする?? 反物選び

 

ちくちくパックに挑戦しようかな♪
と思い立ち、
まずはこだまさんのサイトで反物選び。

 

楽しいですよねぇ^^
反物選び♪

 

特にこだまさんの木綿は
産地もお色、柄も多彩で
見ているだけで楽しい!!

 

最近、HPをリニューアルされて
とっても選びやすくなりました♪

 

 

いろいろと見てみて…
今回私がオーダーしたのは

こちらの反物です。

新潟の片貝木綿です。

 

大きな格子柄ですが
グリーン系の淡いお色目なので
大柄が苦手な私のようなタイプでも大丈夫。

 

格子の大きさが
全部一緒ではないところが
モダンな雰囲気になるかなと♪

 

お値段も高すぎず、
自分で縫うにもまぁ気負わないレベル。

 

 

 

木綿は最初は
お店で触って選んでほしい
と思っています。

 

なぜかというと
木綿は産地やブランドによって
手触りや厚さが全く違うからです。

 

 

片貝木綿は
木綿特有のごわつきを解消し
足捌きをよくするように
たて糸の太さを3種類使い
凹凸をつくっています。

なので普通の木綿に比べて
さらりとした着心地が特徴。

 

以前から こだまさんの東京木綿展で
片貝木綿のさらりとした手触りを知っていたので
今回はオンラインショップで
ぽちっ♪としました^^

 

 

格子の反物の柄合わせ

 

ポチッとしたあとで
スタッフさんから
柄合わせの確認メールが届きました.

 

 

今回のように
左右で色や柄が異なる反物の場合

 ① 段を合わせる?
 ② 衿を濃い色or薄い色?
の二点を選ぶことができるのです。

 

① 段を 合わせる か 
  合わせないか(段をずらして仕立てる)

 

段を揃えるかどうか
特に後ろ姿の印象に影響しますね。

格子の段を合わせた方がより
大柄な印象になります。

 

 

② 衿の色:
顔回りが 濃い方 か 薄い方

 

意外と印象が変わりますよね〜^^ 
私は今回、濃い方がすっきりするかなと
濃い方にしました。

 

この柄合わせは
とっても大事♪

 

お店にお任せせず
ぜひ自分で選びましょう!

 

 

柄が決まったら
水通しという
一度水に通す作業をしてもらって

私のサイズに合わせて
印をつけて裁断してくださいます。

 

届くまで2週間ほど。
ドキドキ…♪

 

 

糸と和裁の本も用意して準備万端!

 

ちくちくパックが届く前に
自分で用意したのが

糸とチャコペンと和裁の本でした。

糸は こだまさんのおすすめ
フジックス社の
<シャッペスパン手縫い糸>

 

使いやすそうな
印つけのチャコペンも
新調してみました。

 

 

そして、念のため和裁の本も購入。
あとは縫うだけ、といっても

せっかくならきちんと縫ってみたいから。
この本はフルカラーでわかりやすく、
縫い始めてからも重宝しています^^

 

そして注文してから2週間ほど。
ちくちくパックが
我が家に届きましたー!

  

 

「楽しんで、ちくちくしてくださいねと
宮崎マンゴーと日向夏の
飴ちゃんを入れてくださいました。
このお心遣いがとても嬉しかったです^^ 

 

開けてみると
全ての布に
パーツの名称や前後を書いた
タグをつけてくださっていました。

これなら私もわかりやすい♪♪

 

 

ちくちく① 背縫いを縫って、キセをかける

 

それでは早速、ちくちくスタート!!

 

私は今回、身頃から
縫っていくことにしました。

 

まずは背縫いをまっすぐ
身丈分155cmを一気に なみ縫い。

 

こだまさんの和裁士さんが
黄色の糸で約10cm間隔に印をつけてくれているので
これを目印に縫うだけ♪

 

 

できるだけ曲がらないよう
目が大きくならないよう
とにかく細かく丁寧に…

 

あと、
何度も糸こきをすること。

 

 *糸こき とは
 お裁縫で、手縫いで縫い進んだ後に、
 縫い目を指先の腹でしごいて、
 縫い縮みのないようにすること。

ちょっと人差し指が
ガサガサになってきた気がする…汗

 

ちくちくパックに
ハンドクリームも必要ですね^^

背縫いを縫い終えたら
ここで背縫いに
「キセ」をかけておきます。

キセというのは
和裁独特の縫い方で、
表から縫い目が見えないように
1~2mm 布をかぶせたように仕立てること。

 

きものを着て
袖と身頃がつながってる部分や
衿がついている部分を見ると
1~2mm布がかぶさって
縫い目が見えないようになっています。
(ぜひご自身のきもので
チェックしてみてくださいね♪)

 

普段、アイロンをかけるときも
このキセを取らないよう
気をつけるのが大事。
ぜひキセを知っておいてくださいませ^^

キセをかけるために
プロの和裁士さんは
コテを使うそうですが
自宅ではアイロンでかけます。

 

アイロンで
キセをかけて表に返すと…

キセがかかったー!!!

なんだか和裁っぽくて嬉しい^^ 

 

 

ちくちく② 内揚げは裏側に&裾に向かって

 

内揚げって何のため??

 

背縫いを縫い終わった次は
内揚げを縫います♪

*内揚げを縫ってから背縫いを縫っても大丈夫です^^

 

 

内揚げ(うちあげ)
お腹の帯に隠れるあたりに
布を折り込むこと。

 

内揚げを入れるのは女性ものだけ。
男性のきものにはありません。

 

内揚げをつくって
布をお腹周りに残しておくと
何が良いかというと…

 

① 背が高い人にゆずるときに
内揚げを解くことで
身丈を伸ばすことができる

 

② たくさん着て
裾に穴が開いてしまったときに
内揚げを解くことで裾を伸ばし
穴が開いた部分は切り落として
お直しができる。

 

…と、後々便利!

 

私は内揚げの存在と意味を
初めて知ったときに

「きものって
長く使い続ける知恵が詰まっていて
なんてエコロジーな
衣装なんだろう!!」

と感動しました^^

 

なので
反物に余裕があれば
通常のお仕立てでも
内揚げはしっかり入れてもらってください^^

 

 

長身の方の場合は
反物の長さが足りず
内揚げは入っていないはずですが、

私(身長155cm)だったら
十分に反物が残るので
ばっちり入れます。

 

内揚げは向きに気をつけて縫いましょ♪

 

というわけで
私も内揚げをちくちく…

 

内揚げを縫うときのポイントは
裏に折りこみ、
裾(すそ)に向かって倒すこと。

絵を描くのは苦手なのですが…
がんばって図にしてみました!

グレーに色を塗った方が「裏」デス!

 

 

裾に向かって倒すので
キセをかけるときも
裾に向かって倒してかけます。

 

 

 

そしてキセをかけて
衿の方の表地を開いたら
倒した内揚げがピラピラしないよう
縫いとめます。

 

実際に縫った画像がこちら。

 

こうして
前身頃、後ろ身頃左右、前身頃と
内揚げの縫い目がずーっと揃えばOK!

 

裏表はどっち?
裾はどっち?
とわからなくなりがちなので
落ち着いて縫いましょう〜〜

 

 

私も一か所、裏表を間違えて
表側に布の折込みが
出てしまってやり直しました^^; 
やってしまった…

 

 

ちなみに。
さらにマニアックな話になりますが。。

内揚げの折り込む長さは
前身頃よりも後ろ身頃の方が
長くなります(おおくなる)。

なぜかというと、
衿の繰越分を、
後ろの内揚げに折り込むから。

そういうことかー
と私は今回仕立ててみて
気付きました^^

 

 

というわけで
無事に内揚げが入りました!

 

 

ちくちく③ 脇を縫いながらエコロジーを考える

 

内揚げが縫えたら次は… 

 


左右の 脇を縫う!

 

こだまさんで
予め付けてくれた印に沿って
前と後ろを合わせて
ちゃんと待ち針を打って
なみ縫いをする。

 

 

…これだけで済めば
難しく無いのですが
きものは、縫い代を
始末しないといけないんですね〜

 

 

 

きものの反物幅は
36〜40cmほど。

 

今回、私が縫っている
片貝木綿の反物は
39cm幅がありました。

 

私は身長155cmの小柄タイプなので
幅35cmあれば十分なんです。ほんとは。

 

では
余った約4cm分を
どうするか。

 

 

ここで大事なポイントは

きものでは
余った横幅分を切り落とさない

ということ。

 

 

余った横幅分は
全部縫い代として

縫い込んでおきます。

 

 

こうすることで
このきものを解けば
大きな布に戻すことができます。

 

 

これから先、このきものを
もっと背が高い人に譲ることになれば
縫い代分を広げて
大きくサイズ変更ができます。
(内揚げと同じ考え方ですね♪)

 

 

きものとして使えなくなっても
大きな布に戻せれば
帯に仕立て直したり
座布団カバーにしたり
雑巾にしたり
いろんな使い方ができるわけです。

 

布の切れ端のゴミを
最小限にとどめ、
布として最後まで
使い切ることができるよう
きものは仕立てている。

 

 

きものって
なんてエコロジーな衣装なんでしょう*^^*

 

私は きものに
こうした暮らしの知恵が詰まってるところが
めちゃくちゃ好きです^^

 

 

 

ということで
この大きな縫い代がバサバサ開いたままだと
着づらいことこの上ないので
縫い代を縫いとめていきます。

 

このおかげで
きものは縫う分量が2倍に
増えるわけですが苦笑
がんばって縫います〜〜^^ 

 

 

縫い代にキセをかけて
くけ縫いをして留めて行きます。

くけ縫いは
表にも裏にも
見える縫い目を最小限にして
留めていく縫い方です。

 

半衿つけにも使える縫い方なので
覚えておくと良いですよ^^ 

 

 

脇の布が余るということは
袖口周りも布が余るということで…

袖口周りもぐるりと
縫いとめていきます。

 

 

袖口周りをとめるのは
「ふた目落とし」という縫い方です。
(ひと目落としと言う方もいるそうです)

くけ縫いと似て
縫い目をできるだけ出さずに
縫い留める方法です。

 

教えてもらって動画に撮ったので
ご参考まで。

和裁の縫い方/ふた目落とし
https://youtu.be/XeS9ciSb6IE

 

 

ちなみに
脇から袖口への境目は
三角に開いています。

開く前にその内側を2本
縫っておくのだそう。

 

…なんてマニアック^^; 

 

ミシンではなく、手縫いで仕立てる理由

 

こうしてやっと
左右の脇が縫い終わりましたー!

 

あー。。疲れた笑

 

 

「ミシンを使わずに
 全部手縫いで縫うなんてすごいですね〜」

 

と言われますが

 

そもそも きもので
ミシンで縫えるところって
そんなにないわけです^^; 

 

くけ縫いやふた目落としは
ミシンでできないですから。

 

 

ちなみに
ミシンを使わない理由は
もうふたつあります。

 

 

ひとつは
ミシンだと目が細かすぎて強すぎて
ストレッチが効きづらくなります。
そうすると、おしり周りとか
破れやすくなる原因になるそうです。

 

もう一つが
ミシン仕立てだと仕立て直ししにくいから。
ミシンだと針が太く細かくて解きにくく、
しかも解いたときに針穴が目立ってしまうのです。

 

 

✔︎ 着るときに手縫いの方がストレッチが効く 

✔︎ 仕立て直ししやすい

✔︎ そもそもミシンでできない縫い方の場所が多い

…というわけで手縫いにしています^^

 

 

 

 

 

 

次回の更新をお楽しみに^^

 

いつまでかかるんだろう…
と思ってしまいますが笑

 

秋には
着られると良いな〜〜
…できるかなぁ。。。^^; 

 

 

それではまた^^

 

和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子

 

 

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