こんにちは。
上杉惠理子です。
今日は読者の方からご質問をいただきました。
浴衣の寿命とその後、
というか…着なくなった浴衣をどうしますか?
惠理子さんならどうするかなぁ、と。
ご質問をありがとうございます^^
きものはもちろん、浴衣もとっても長持ち!数十年は持ち続けることができます。
ですが、何度も着て洗っていれば生地は弱ってくるし、汚れも落ちづらくなる。デザインもやはり古くなる。
いつまで持ち続けるかいつ処分するか、というご質問です。
私が浴衣やきものを手放すタイミングはひとつに決めています。
それは…
<もうお直ししない、と決めたとき>
母が若い頃に仕立てたウールのきものを10年以上前からよく着ていたのですが、この春のタンス整理で手放しました。
布よりも糸が弱くなってしまって、どんどんほつれるようになって…一箇所ほつれて直すと、着たらまた別のところがほつれていく。
もう全部解いて仕立て直しするしかないなぁ…という段階になったんです。
だけど、普段着のウールだし、がんがんたくさん着たし、柄も花柄のかわいいコだったのでそろそろ卒業していいかなと。
ウールなので、雨の日や雪の日でも着て、裾などにもう取れない黒ずみもあり、誰かに差し上げられるものでもない。
というわけで、ありがとう❤︎ お疲れ様!と衣類の収集日に出して処分しました。
他にも、大きなシミをつけてしまったり、思いっきり破いたり…苦笑 直さないと着れないけれど、もう直さない、と思ったときが私の手放すタイミングです。
子ども用の浴衣も残っていて誰も着る人がいないのですが、着られる状態で、保管のスペースはあるので手放さずそのまま残しています。
どなたかにお貸ししたり使えるタイミングがあるといいなとちょっと期待しています^^
今回はウールだったのでそのまま手放しましたが、木綿だったら解いてA4サイズくらいに切って雑巾として最後まで使い切りたい。
絹だったら、きれいなところを選んで半幅帯や半衿にしてみたい。
あの樹木希林さんは布の命を生かし切ることを大事にされていた方で、きものから帯などリメイクしたり、古布を細く破いて編んでマットを作ったり…
といろんなことをされたそうです。
私も「自分は不器用だからー」なんて言っていないで、少しずつでも手をかけてもっともっと布を生かしきれるようになりたいなと思っています。
おこたえになっていますでしょうか?^^
参考になれば幸いです。
和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子
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