きものを着こなす

落語を知ると悩みが消える!?/立川談慶師匠にお会いして

こんにちは。上杉惠理子です。

歌舞伎に、能楽に、浄瑠璃に、日本舞踊に、日本には伝統芸能がいろいろとありますが、私うえすぎが特に好きなのは

落語

落語会や寄席を聴きに行くのはもちろん、最近はご縁をいただいた落語家さんをお招きして席亭を務めています。

※席亭(せきてい):落語会を主催する人のことを指す落語用語。

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そんな落語Loveな私が、かねてよりずっとお会いしたかった落語家さんのおひとりが

落語界のスーパースター立川談志の  18番目のお弟子さん。

談慶さんはワコールでの会社員生活ののち、談志師匠に入門。

談志師匠の元、落語界ではかなり長めの9年半、前座修行を経験されました。(しかも前座時代の名前は、立川ワコール!爆)

談慶師匠は2005年に真打昇進、落語家としてはもちろん、26冊も著書を持つ「本書く派」としてもご活躍です。

談慶師匠の『教養としての落語』は、私も自分の企画をつくる際に参考文献にさせていただき、2021年のこちらのブログで紹介させていただきました。

【上杉惠理子オフィシャルブログ】
落語がますます好きになる♪/『ジロリの落語入門』『教養としての落語』
https://momonohana-hyakka.com/?p=402

ちなみに。

私がこれまで4回ほど落語会を主催させてもらっている立川志の彦さんは、がってんの志の輔師匠のお弟子さん。

志の輔師匠の師匠は談志師匠なので、談慶師匠にとって志の輔師匠は兄弟子。談慶さんにとって志の彦さんは甥っ子みたいな存在になります。

この家系図みたいなのも、なんとな〜〜くわかってくると、落語はますますおもしろくなります^^ 

そんな談慶師匠。

初めてお目にかかりまして♪ お食事をご一緒させていただきました!

▲お写真中央が談慶師匠♪そして右側が、繋いでくださった『結果を出すチームのリーダーがやっていること』の著者 五十嵐剛さん^^ 

まだ談慶さんの落語は直接聴けていないのに、先にご飯!!

落語家さんになった経緯、なってからのご苦労、談志師匠の言葉、、お食事しながら壮大な物語を聴かせていただきました。

いやぁ、、、なんてスペシャルな!!!感涙

ちょうど談慶師匠の26冊目、こちらの本が先月8月末に出たばかり。

『落語を知ったら、悩みが消えた
 無理せず、ほどよく、ありのまま』
立川談慶著/三笠書房

https://www.amazon.co.jp/dp/483794003X/

「人間関係」で悩んだら

「仕事」で困ったら

「恋愛」に迷ったら

「お金」が心配なら

「生きづらさ」を感じたら

…という各章で、江戸時代から続く古典落語のお話を取り上げ、落語のお話のポイントや談志師匠の格言も混ぜながら、悩みが消えるよう「こう考えてみては?」と提案くださる一冊。

落語を聞いたことがない人でも、「へぇ〜落語ってこういう話やるんだ」と身近になると思いますし、

落語を知っている方には「このお話はこーゆーことだったのか!」とか「これ今度聞いてみたい〜」とますます落語が好きになる一冊!!^^

何よりも…

落語にはいろいろな人が出てきますが、極悪人も聖人も出てきません。人間みんなそれぞれ、よいところもダメなところもあるよね、というところ見せてくれる。

談志師匠の言葉で、「落語は人間の業(ごう)の肯定」

どうしようもないところも全部まるっと含めて、人間は愛おしい。

そして、それを笑い飛ばすのが落語。

誰かを叩いたり蹴ったり貶めたりせず、「人間っつーもんは(自分も)、どうしようもねぇな(だから良いんだ)」とわはは〜と声をあげて笑える

こうして笑いあえる落語が、私は大好きなのです^^

そうした落語の良さが、落語で表現される人間の魅力が、ぎゅ〜〜っと表現されたのが談慶師匠の新著『落語を知ったら悩みが消えた』。

おすすめ!!^^

私は落語を聞いて、わはは〜〜と声をあげて笑えるのが大好き。それは私にとって、最高の気分転換だと思っています。

ですが今回、談慶師匠がホスピスや学校で落語をされたお話を聞いて、落語は本当に人生のつらいときにこそ真の力量を発揮するのだとも思いました。

私はまだまだでやんす。

落語会の主催もしているとお話したら

とおっしゃってくださいました。

私は落語はできないけれど、主催をすることで、こんなに喜んでいただけて、それが落語の継承に繋がるなら本当に嬉しいな〜^^ 

そしてこの日、お食事したお店は日本橋にある江戸料理のお店 奈美路やさんでした。

四つ足の動物を食することが禁じられていた江戸時代に、薬として食されていた牛肉の味噌漬け。

江戸時代のベストセラー料理書「豆腐百珍」の一品、こおり豆腐。

寒天で豆腐を包むことで、涼しさを演出したお料理です^^

江戸時代の玉子スフレ、たまごふわふわ♪

家光公も、吉宗公も、『東海道中膝栗毛』のヤジさんキタさんも食べた一品!

落語も含めて江戸文化Loveな私には、胸アツなお店でした^^

近々、談慶師匠の落語会を主催させていただくお約束をいたしました^^ 

久々に大きな「箱」でやりますかね〜〜♪

和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜主宰
上杉惠理子